テーマ:アジア株投資(172)
カテゴリ:資産運用全般
本日の日経のニュースの見出しです。微妙に本質からずれているのが、「オイルマネー」という表現。たぶん、この場合正しいのは「イスラムマネー」が正しいと思われます。
マレーシアがイスラムマネーの取り込みに積極的なのは、先日記載したとおりですが、そのほかにもシンガポール、香港なども積極的に取り込む姿勢を見せていると言うことです。 それに引き換え日本ではどうかというと、そのような動きはまったく見えません(まぁ、日本最大の経済新聞ですら、本質を間違えているのですから、仕方がないのでしょうか…)。今般の金商法の施行でむしろ規制が強まり、外国資本が出て行くのではないかという懸念すら言われています。 金融庁ももちろん、そのあたりのことは検討している様子ですが、いかんせん、役所だけでなく政治の力も必要で、現在の政治の混迷振りを見ると、そこまでは期待できない気がします。 マレーシアがイスラムマネーの取り込みに必死なのは、97年のアジア通貨危機の際、欧米の資本が引き上げられ、マレーシア経済に大打撃を加えたことから、リスクヘッジの手段として、欧米の資金とは違った動きをするイスラムマネーを呼び込むことにしたとのこと。 日本の市場にイスラムマネーが入ってこないなら、自分の資金をイスラムマネー市場で運用するしかないのかなと、考えたりもした記事でした。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月06日 13時06分02秒
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