テーマ:アジア株投資(172)
カテゴリ:日本株
今週の日本株相場は、米国景気のリセッション懸念後退およびサブプライム債権の5年間の金利据え置きの報道を受け、さらには若干の円安進行もあり、しっかり戻しましたね。
おかげさまで私も信用取引をしていた邦銀株と、IPOからずっと持っていたソニーFH2株のうちの1株を売却しました。もちろん、2銘柄とも利益確定売りです。 これで私の邦銀株ポジションは以下の通りになりました。 MUFG 東京都民銀行 琉球銀行 ソニーFH 日本株全体では、まだメーカーや小売を持っていますが、邦銀はずいぶん銘柄数、保有残高ともに抑えられました。 MUFGは日本を代表する金融機関なのではずせませんし、ソニーFHは、いつ、誰に、ソニーが残りの60%を売却するか、わかるまでは手放せそうにありません(ずっと保有してたりして…)。琉球銀行は好みってことでご容赦願いたいですが、問題は東京都民銀行ですね。 そもそも保有のきっかけは、このブログにも書きましたが、東京を地盤とする金融機関ですので、現在のOver Bnakingを是正する流れの中、再編の対象になりうるだろうと考えたため、投資時間の分散を図りながら投資額を積み上げてきました。ところが、肝心の株価が冴えません。 中間決算はまずまずの数字でした。前期より確実に数字が伸びており、また、今期予想も修正なしとのことで、例のサブプライム問題とも縁遠そうです。業容をぱっと見ると、貸出は前年同期比+28億円に過ぎませんが、預金は+643億円とずいぶん流入しています。地銀なので、バランスシートはOver Depositであることはやむを得ませんが、それにしても預貸の増加バランスが悪いような気がします。また、楽天と提携して東京都民銀行楽天支店を立ち上げましたが、評判はいまひとつのようです(業績は存じ上げません)。私も興味本位で口座開設をしましたが、やっぱりちょっと洗練されていないかなと感じました。後続の住信SBIネット銀行(こちらは銀行免許を取得して設立した銀行ですが)の方が利用者にとってのメリットを明確に感じました。この辺はやはり、「楽天市場」をメインと考えている楽天と組んだ東京都民銀行と、念願の銀行設立に際して、住信に50%もの株を握らせながらも設立したSBIとの、力の入れ具合の違いが垣間見れるのではないでしょうか。 いずれにしても、バランスシートと最近の成果物のクオリティを見ると、東京都民銀行の株はどうしたものかと、頭を悩ませますね。いずれにせよ、やはり当面ホールドです。 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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