読レポ第420号 「脳科学×心理学」で 自己肯定感を高める方法。 著:弥永英晃 第2章 自分の「思い込み」に 気づくことから始めよう 2-3 無理難題をどう断ることが できますか?
読レポ第420号「脳科学×心理学」で自己肯定感を高める方法。著:弥永英晃 第2章 自分の「思い込み」に気づくことから始めよう2-3 無理難題をどう断ることができますか? カウンセリングは、人間関係、対人関係において「I`mOK,You`reOK](私もよい、あなたも良い)という気持ちを大切にしています。自分も大切にするけど私もあなたを大切にするという関係です。仕事で、上司が無理な残業を押しつけらそうになった時、自己肯定が低い人とは、ホントは、予定があっても断りたいけど、断りきれずに引き受けてしまって、「今日は、○○があるに」と思っていても、断り切れない自分にあとで、断り切れない自分に自己嫌悪で自分を責めてしまうことに。自己肯定の低い人は「You`reOK]だけになっていて「I`mOK」の状態ではありません。自己肯定が高い人は「すいませんが、私は今日と明日でこれだけの仕事をこなすで精一杯でとても手がまわりません。他の手のあいている同僚にやっていただくわけには、いかないでしょか?」と自分の状況と意見をしっかり伝え、やんわりと断ることができます。他の同僚が手伝ってその仕事が終われば「I`mOK,You`reOK]になるのです。自己肯定が高い人は最終的には「I`mOK,You`reOK]になるのです。このように「I`mOK,You`reOK]になるためには大切なのは、「Iメッセージ」の伝え方です。私(著者)は下記のように思います。自分の要求や要望を伝える方法は、二つあり。YOUメッセージとIメッセージです。一般によくついつい使われのは、YOUメッセージで相手に嫌な気持ちを与えてしまう恐れのある伝え方です。たとえば、上司から「プレゼンの資料をパワーポイントでつくりまとめおきなさい」はYOUメッセージです。主語が抜けているのですが「あなた(YOU)がプレゼンの資料をつくりなさい」と命令形になっているのです。これをIメッセージで伝えるには「プレゼン資料をパワーポイントでつくてまとめてくれると私(I)は助かり、とてもうれしいな」になります。これなら、抵抗感なく「ああ、上司が喜ぶのならきちんとやっておこうかな」との気持ちになるのではないでしょうかね!Iメッセージのポイントは主語に「私が○○してくれると助かる、うれしい」との感情を入れて述べることです。 確かに断り切れないコトは日本社会では、結構ある場面があります。安全や安心に発言できない状態が少ない気がします。上司の要求に対して断れば、関係性が壊れると危惧する思いが湧いてくるからです。それは、著者のいうように「I`mOK,You`reOK]になっていくことが必要です。人に頼む、依頼するときは 例えば「私が○○してくれると助かる、うれしい」との感情を入れて述べることです。Iメッセージで言うコトです。幼少期から、私たちは、親や周りの大人からYOUメッセージの命令形に晒されて育ってきたので無意識の領域にはYOUメッセージの命令形が植え付けられしまっています。世代間連鎖です。無意識の領域は気がつかなければ、書き換えらずに発言や行動に無意識に出てしまいます。それを書き換えるには気づいて、量稽古して無意識の領域を書き換えるコトです。それが??ならメンタルのトレーナー、コーチに相談することです。一流のスポーツ選手には必ずコーチやトレーナーが寄り添っています何度も何度も第3者の目でその選手の無意識の癖・行動を観察して、良い方向へと導いてくれいます。これと同じです。遠慮して断る勇気がもてない人は、自己肯定を磨くことです。そうするとIメッセージの伝え方が、無意識に言えるようになります。「I`mOK,You`reOK]の人間関係、対人関係を持てる関係性になってきます。一人一人が「I`mOK,You`reOK]に変わっていくと社会もしだいに「I`mOK,You`reOK]の社会に変わっていきます。「I`mOK,You`reOK]の社会にしていきましょう。素敵な、明るい「I`mOK,You`reOK]の社会にしていきましょう。