読レポ第811号 ぶり返す「怒り」「さびしさ」 「悲しみ」は捨てられる!♡「人の目が気になる」ときの 即効セラピー
読レポ第811号 ぶり返す「怒り」「さびしさ」「悲しみ」は捨てられる!著:心理学博士 古宮 昇発行:㈱すばる舎 第2部ぶり返す感情への”緊急”対処法第5章「嫌われるかも!」がグルグル周る「不安・クヨクヨ」をまず止める! 3,「人見知りする人」はとても怒っている!?(2/2) ♡「人の目が気になる」ときの即効セラピー ①腹を立てているのに、それを否定していませんか?「もしも仮に、誰かに怒っているとしたら、それは誰だろう?」と、こころに問いかけてください。あなたが怒っているとしたら、怒りだけ正当な理由があるからです。自分が怒っているとしたら、怒るだけの正当の理由があるからです。自分は怒っている、ということを受け入れてみましょう。つぎに、怒りを感じてみましょう。人に怒鳴りつけたり、誰かを責めたり傷つけたりして、怒りを発散するのではなく、こころの中でじっと感じてみます。たとえば、腹が立つことを言われたとき「あ〜イライラする」とこころのなかで、その怒りをじっくりと感じてみます。このようにちゃんと怒りを感じる頻度を増やしていくと、「人から悪く思われているのではないか」という思いが減ることがあります。 ②周囲の人々みんなが意地悪で拒絶的なひとたちであるかのように、こころを閉ざしていませんか?あなたが、そうしてしまう心理の奥には、まるで小さな子どもが親や周囲の大人の関心を一方的に求めるような思いがあります。過剰な関心や愛情を求めるながら、「愛してくれない、こころを開くものか!」と思っているのです。でも、周りの人たちには、あなたが感じるような意地悪な人たちばかりではないことが見えてくる瞬間があります。それは、あなたのほうから一歩的に関心や愛情、好意を求めず、対等なおとなとして接するときです。明日から、少しずつこころを開いてみませんか?と著者は述べています。確かに、「①腹を立てているのに、それを否定していませんか?」と自分に問いかけることは、自分の中の無理やり怒りを押し込んでいた怒りに向き合うことができます。ホントは怒っているのにそれを自分で否定している自分を「あ〜イライラする」して自分がいると受容することで不安・クヨクヨを和らげることができると私も思います。自分の中の怒りを自分で否定し続けては、不安・クヨクヨは続いていきます。誰だって怒りは持っているものです。「怒り=暴力」ではありません。怒りの中には、自分を守るための権利や不当に扱われた時の防衛もあるのです。そんな時は、自分を守るための権利や不当に扱われた時は、主張して怒ればいいのです。怒りは、身体的、言動的な暴力だけではありません。自分を守るための権利や不当に扱われた時は、穏やかに主張すればいいのです。自分の中に湧いた怒りを否定しないことです。自分の中に湧いた怒りを自分の中でありありと感じてることです。誰だって怒りは持っているものです。