読レポ第905号 改訂版アサーション・トレニンーグ さわやかな〈自己表現〉のために第4章アサーティブな表現 3、言語表現の二つの場面(6/7)
読レポ第905号改訂版アサーション・トレニンーグさわやかな〈自己表現〉のために著:平木典子発行:㈱日本・精神技術研究所第4章アサーティブな表現3、言語表現の二つの場面(6/7)b、課題達成・問題解決のためのアサーション-台詞づくりのステップD=Descride:描写 自分が対応しようとする状況や相手の行動を描写する。客観的、具体的、特定の事柄、言動であって、相手の動機、意図、態度などではなく、自分も相手も分かり、納得のいくことを述べる。E=express,explaim,empahize:表現する、説明する、共感する 状況や相手の行動に対する自分の主観的気持ちを表現したり、説明したり、相手の気持ちに共感する。特定の事柄、言動に対する自分の感情や気持ちを建設的に、明確に、あまり感情的にならずに述べる。S=specify:特定の提案をする 相手の望む行動、妥協案、解決策などの提案をする。具体的、現実的、小さな行動の変容について、明確に提案を述べる。C=ctoose:選択する 肯定的、否定的結果を考えたり、想像し、それに対してどういう行動をするか選択肢を示す。その選択肢は具体的、実行可能なもので、相手を脅かすものではないように注意する。と著者は述べています。 DESC法の中身は、まずは、Dの「自分が対応しようとする状況や相手の行動をしっかり把握する。」、そしてE「自分の気持ちや自分が共感したことを表現する」、S「相手の望む行動、妥協案、解決策などの提案をする」、C「選択する」。私たちは、振り返ると無意識にこの中の一つまたは複数を会話の中で行っています。改めて、DESC法を理解していけば、さわやかな自己表現に近づいていきますね。とくに、状況を把握して、自分や相手の感情に振り回されないで、相手を脅さない表現で明確に表現することが重要です。