読レポ第1053号 不安・イライラがスッと消え去る 「安心のタネ」の育て方 :天気の良い日に布団を干す
読レポ第1053号不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方~ボリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ~著:浅井咲子発行:㈱大和出版第2部「安心」を育てる2つのスイッチ・47のワーク:天気の良い日に布団を干す 私たちは、夏場に活動的に動けても秋から春には気分が塞ぎこみがちになります。 そんな時期に、ぜひ積極的に行ってほしいのが、布団干しです。 干して取り込んだばかりのお布団には、お日様の匂いと暖かさが残っており、フワフワとして肌ざわりがよいですよね。 こうした干したてのお布団にくるまれて寝れば、臭覚・触覚などの外部受容感覚から、身体の内部で心地よさを感じる内受容感覚が刺激され、バックスイッチが大きく育ちます。 私が子どもの頃、取り込んだばかりのお布団に身体ごと突っ込んで遊び、母におこられた記憶があります。でも、子どもは怒られてもやめません。誰に教わらなくても、「あそこは安らぐ場だ」とわかっていたのでしょう。 お布団を干すなんて、何カ月ぶりだろう?と思う人もいらっしゃると思います。布団干し=「ヘルシーな生活の象徴」のような、そんなイメージがありますよね。少し手間でも、その効果は想像以上です。それに1円もかかりません。 週末などにお布団を干す習慣をつくり、たまには自分自身を癒してあげましょう。と著者は述べています。 確かに、お布団をお日様に干したり、布団乾燥機にした後のお布団はフワフワで心地い安らぐ場になります。 私も早速、今日お布団を干してみました。本当に、フワフワで心地い安らぐお布団になり、ついつい布団のフワフワに触れて癒される気持ちを味わいました。 子どもたちの中でもお気に入りのぬいぐるみを離さないで、夜にはそれに触れて眠りつくのは、この布団のようにフワフワ感の心地い良さの安らぎが触覚から得られるからです。そうすると交感神経から副交感神経へ切り替わって安らかに眠りつくのです。 著者も言ってるように、外部受容感覚から、身体の内部で心地よさを感じる内受容感覚が刺激され、副交感神経のバックスイッチが大きく育っていくのです。 私も天気がよい日は、お布団を干して、バックスイッチを整える習慣をつけて、よりよい眠りにしよう。 よい眠りの習慣は、疲れた脳や身体、各器官を休ませて、余白の幅を広げてくれます。誰でも寝不足な時は、機嫌が優れなくなるのは、睡眠不足=余白がなくなっているからです。 質の良い眠りの1つの方法は、お布団をお日様に干したり、布団乾燥機にかけて、フワフワな布団で寝ることです。