「毎日更新」読レポ第2145 カール・ロジャーズ ●『カール・ロジャーズ著作集』邦訳『ロジャーズ選集(上)(下)』)
「毎日更新」読レポ第2145カール・ロジャーズ~カウセリングの原点~著:諸富祥彦発行:㈱KADOKWA第10章 これだけは読みたい!主要著作 ●『カール・ロジャーズ著作集』(Kirschenbaum and Henderson [eds.],The Cal Rogers Reader邦訳『ロジャーズ選集(上)(下)』)(kirschenbaunm & Henderson,1989) ロジャーズの代表作的な論文を集めて編まれた著作集である。この本は下手な人が編集するとひどい内容になるが、その点この本は大丈夫。編集はロジャーズ研究の第一人者であるハワード・カーシェンバウムである。ロジャーズのすべてを知り尽くした人が編集しただけあって、筋のいい論文が揃っている。たとえば、死の前年に書かれた「感所のリフレッシュン」論文、「転移」についての論文、ジャンとの面接記録を収めたロジャーズの最後の公式的な論文、ルスト・ワークショップ論文、リアリティに関する論文などが収めている点にセンスのよさがうかがえる。と著者は述べています。 この本は、ロジャーズの死の1年前の著作集で、編集者はロジャーズ研究者のロジャーズを知り尽くしたハワード・カーシェンバウムで、筋のいい論文がそろっているよです。ロジャーズを知を理解するには適した著作集だろんな。 ロジャーズが傾聴の心理療法からエンカウンター・グループまでいたことがわかるのではないだろうかな。「クライエント中心療法」の提唱から、個人的成長、教育、科学、哲学といった専門的な論文まで書いている。ロジャーズを理解するため読むべきものかもしれない。 私も、教育を目指している者としては読みたいです。「学習者中心主義」を理解したいです。