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カテゴリ:オキナワストーリー
今日は旧暦で12月8日 沖縄ではムーチーの日と言い、お餅をつくります。 それがこれ・・私も毎年つくってます。 月桃の葉で、もち生地を包んで蒸しあげたお餅で カーサムーチー、鬼ムーチーなどと呼ばれてます。 カーサ(月桃・方言ではサンニンともいう)ムーチー(餅) 家族が1年中健康で、無事に過ごせますようにという願いがこもっており できあがったムーチーは、年の数だけひもでつなげて吊るしておき食べるのです。 特に子供が生まれて初めてのムーチーの日は、ひな祭りの初節句のように盛大で 大量にムーチーをつくって、親族や近所に配ります。 我が家では、家族全員ムーチー好きで、庭には植えてもいないのに月桃が生えているので毎年作ります。 今年は72個作りました(明日職場にもってこ)。 (写真、紫は紫芋粉混ぜ、茶色は黒糖入り、白はもち粉のみ) おきなわのむかしばなし(パチパチ) 鬼餅の由来 昔あるところに、仲の良い兄と妹がおった ある日突然、兄は鬼になってしまい、村の子供をさらっては食べておったそうな 心を痛めた妹は、なんとかせねばと考えておった・・・そしてひらめいた 妹は餅をつくり、兄の住む山奥の崖の側の洞穴を訪ねた 「兄さん、お餅をつくってきたのでいっしょに食べましょう」 と言い、兄に餅を渡し自分も食べ始めた。 兄は心の中で『餅を食べた後に、お前を食ってやる』と思いながら餅を食べた が・・・石のように硬くとても食べられたものではない(本当に石で作ってたんだね) 妹は平気そうにパクパク食べている(だって本当の餅だもん) 兄は『こんな固いもんをうまそうに食ってるなんて、恐ろしや・・・』とびびった そして妹の下半身(妹は下着を着てない状態、下半身丸出しであぐら座りしてたの)を見て聞いた 「お前の下にある口は、なんなんだ・・・」 「上の口は硬い餅を食べる口・・・・下の口は・・・ 鬼を食べる口だーーーっ」と兄にすごんだ 兄はひるんで後ずさりし、とうとう崖下に落ちて死んでしまった その餅がカーサムーチー、鬼餅と呼ばれるようになったそうな おしまいける 性教育的な意味を持つ話だと、学生時代に聞いたことがあるんですが ひまなつりのはまぐりみたいなもんですかね ムーチーの日はムーチービーサ(ビーサ=寒さ)と表現され、とても寒い日になるんですけど、今日は太陽カンカンでぽかぽかでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月27日 01時02分36秒
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