テーマ:暮らしを楽しむ(388343)
カテゴリ:森林など
紅葉で賑わう立山・黒部アルペンルート(弥陀ヶ原台地)の南側に火山活動とその後の侵食より作られた、知られざるもう一つの立山ともいうべき立山カルデラがあります
ここには荒々しくも豊かな自然と、残された人々の歴史を知る体験見学会が開催されております すでに今季は申込み締切ですが・・ かなり応募数が多く、しかも天候次第では中止となる希少な体験会に当選し天候にも恵まれたので参加してきました! この日のボランティアガイドはT口さん! じつは事前にT口さんが担当であると判明していましたが内緒にしてました(笑) 今回乗車できたトロッコは砂防事業に不可欠な資材運搬手段として軌道が必要であるとして、近代砂防の父と呼ばれた赤木正雄の指導で行われ、軌道工事を大正15年に着手し昭和3年には起点である千寿ヶ原から樺平までの約12km、昭和6年には樺平から水谷まで開通し、総延長約18km、標高差642mの軌道が完成したのだそうだ レール幅610mmというトロッコは遊園地にある、おサル電車と同じだそうだ 標高差640mを時速18km程度で進み、合計で42段のスイッチバックのほか橋21箇所、トンネル10箇所を抜けて水谷平に到着 今回の参加者である、ももちやん他この2人(爆)とここで昼食を済ませてから先行していたバス組の1班と交代でバスに乗り込み立山カルデラに向かいます 立山カルデラで発生した河道閉塞(天然ダム)が1858年(安政5年)に発生した飛越地震の際に決壊し、大規模な土石流となり死者・行方不明者は200~300名に及び、その後も立山カルデラからの土砂のため、富山平野は度重なる水害に悩まされた歴史があります 立山カルデラは周囲を切り立った断崖で囲まれているうえ、一般車両も通行禁止のため近づけないのであまり知られていませんが、中部山岳国立公園の一部です 主ダムの高さ63m、長さ76m、7基の副ダムを合わせると落差は日本一の108mにもなるという 当時として最新鋭ともいえる機材で造られたそうで1939年12月に完成しました 2009年6月30日本堰堤、副堰堤、床固(第二副堰堤)および方格枠が「白岩堰堤砂防施設」として、国の重要文化財に指定されました 砂防施設では初の重文指定となるそうだ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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