テーマ:花と自然を楽しもう(15579)
カテゴリ:植物の話
アカメガシワMallotus japonicus (Thunb.) Muell. Arg.トウダイグサ科アカメガシワ属
アカメガシワの和名の由来は新葉が赤いことからアカメで広い葉をカシワと呼んだものであると考えられています。 芽だし部分をよく見ると表面は赤色の星状毛が密生しておりアントシアニンによって若葉を紫外線から守るためと考えられています。 その葉には花外蜜腺と呼ばれる甘い液を出す器官があり、アリを呼び寄せることでガの幼虫などによる食害を防いでいます。 またパイオニア植物といわれ、荒れ地に適応しやすく浅根性で、それが横に伸びてそこから新しい幹を出す根萌芽と呼ばれる方法でクローン繁殖します。 また種子は高温にさらされると発芽しやすくなるそうで、まさに山火事のあとなどの荒地に生きられるよう特化した植物ともいえます。 アカメガシワは胃潰瘍・十二指腸潰瘍などの効能があるようで、また西洋薬ではなく民間薬なので大きな副作用の心配はないようです。 昔は切らずに治すはれもの薬とされ葉や枝、樹皮を煎じて入浴剤として利用すれば湿疹やあせもなどの皮膚病、肌荒れ防止、神経痛などに非常に効果があるそうだ。 赤い芽は炊き葉(かしきは)として幅の広い葉を食器として用いたことから御菜葉(ゴザイバ)とか菜盛葉(サイモリバ)、味噌盛葉(ミソモリバ)などの方言が残っています。 他にも葉と種子から赤色の染料として用いられてきたそうである。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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