テーマ:花と自然を楽しもう(15581)
カテゴリ:植物の話
クズPueraria lobataマメ科クズ属
やっかいな雑草でよく繁茂しツルが草地に這い回りあちこちで根を下ろします。 地上部でツルを刈っても栄養を蓄えた太い根が地下に残りすぐに再生するので駆除はほとんど不可能に近いようである。 世界の侵略的外来種ワースト100選定種の一つである。 他方ではそのツルは有用でもあります。 塊根から澱粉をとりクズ粉として利用され、根を干したものを生薬名で葛根といい薬効として体を温め血行がよくなるので風邪ひきや胃腸不良の時の民間治療薬として古くから使われています。 長いツルは切り取り、乾燥させ固くなる前に編んでカゴなどの生活品も作れます。 飼料としてかつては重宝されウマノオコワやウマノボタモチなどと地方名もあります。 もっともウマ以外にもウシやウサギ、ヤギなどの草食動物は喜んで食べてくれます。 かつての農村は田畑周辺の里山に育つクズのツルを作業に用いており、定期的に刈り取るなど管理していたのでそれほど繁茂しなかったようだ。 クズの花言葉は「治療」 「芯の強さ」「恋の溜息」 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.08.16 07:28:36
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