テーマ:花と自然を楽しもう(15581)
カテゴリ:植物の話
アベマキQuercus variabilisブナ科コナラ属
実際には葉の裏が白くなっているとか、毛があるというのも同定方ですが樹皮にコルク層ができ深い割れ目があるのでクヌギと比較することができます。 落葉樹と常緑樹のドングリの仲間のように殻斗の模様?だけで見分けることは困難かもしれません。 樹皮のコルク質がより発達していますがヨーロッパや北アフリカに分布するコルクガシほどではないけれどコルククヌギ、ワタクヌギともいいます。 岡山県など西日本に多く北陸(富山)地方ではあまり自生していませんが安居寺の裏にはあります。 常緑樹のドングリはさすがに年間通して葉が付いているからか1年目の秋に生りますが落葉樹のドングリは2年目の秋に生ります。 そういう意味では写真のドングリで17~8か月経っているとおもいます。 アベマキなんてそんな名前の女性いるでしょ(笑)というイメージで須すが名前の由来は、牧野富太郎さんがアベは岡山県地方での方言でアバタのことコルク層のゴツゴツした樹皮をアバタに見立て、マキは薪(まき)からだという記述があります。 ブナ科の樹木はキノコのホダ木や薪炭に用いられますがアベマキは樹皮がコルク質でごわごわしているのであまりホダ木には使われなかったようです。 以前自分で体験して納得したのは、ユニバーサル・ウオーキングにおいて目の不自由な女性の方をエスコートして森の中を歩いた時、「樹木の名前を漢字で伝えてもらうとイメージできるのよね」と言われましたが残念ながら図鑑でも覚える名前はカタカナ・・・なので伝えられなかった事がありました。 アベマキの漢名では栓皮櫟と書きます。 樹皮がコルク質で栓になる櫟(クヌギ)でまさにピッタリ当てはまります。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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