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テーマ:花と自然を楽しもう(15512)
カテゴリ:植物の話
イチイTaxus cuspidataイチイ科イチイ属
鳥取県伯耆大山の8合目近辺でイチイの変種であるキャラボクの群生地が天然記念物に指定されておりダイセンキャラボクとして知られる。 また岐阜県大野村高根村の一位森神社に34アールものイチイの純林があるそうで30センチ以上の大木が200本近くを占めているという。 中には幹回り2.85メートル、樹高20メートルで樹齢推定500~600年のものもあり国の天然記念物に指定されているそうだ。 イチイの自然状態の純林という学術上も貴重な稀有の森林であるそうだ。 そんな岐阜県飛騨地方では一位一刀彫が知られていて木材としては年輪の幅が狭く緻密で狂いが生じにくく加工しやすいという。 イチイの別名はアララギともいい北海道や北東北の方言ではオンコと呼ばれる。 そこでいつも笑ってしまうのがイチイの変種として果実の色が黄色いキミノオンコf. luteobaccata(笑)がある。 写真のように熟したイチイの果実は甘くてそのまま食用になるので個人的には好きですし、果実酒にもなります。 しかし種子には有毒アルカロイドのタキシンが含まれているので誤って飲み込むと中毒を起こし、量によってはけいれんを起こし、呼吸困難で死亡することがあるそうだ。 基本的にヒト以外の動物は種を有毒として食べようとはせず体外に出すので種子とて発芽に至ります。 イチイの花言葉は「哀しみ」・「慰め」・「残念」・「高尚」 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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