カテゴリ:植物の話
ナナカマドSorbus commixtaバラ科ナナカマド属
ナナカマドといえば「大変燃えにくく、7度竃(かまど)に入れても燃えない」とする説が一般に流布しています。 子どもたちへの森林教室などでもそんな話をしている方が見受けられます。 実は燃えにくいのではなくて、木材実質が多いため、たやすく燃えつきず一般に薪炭材として良好であるという方が説得力はあります。 山で働く方にすると常識的な話で、そのような話をよくお聞きします。 『植物名の由来』という書籍によると、炭には質の硬い堅炭と軟い軟質炭があり、堅炭のほうが火力が強く火持ちが良い。 堅炭の上質物として紫珠と花鍬樹があげられ、花鍬樹とはナナカマドのことであるとあります。 ナナカマドを原木とする備長は、質がきわめて緻密で堅く、かつ火力も著しく強く火持ちが良いのだそうだ。 ただ、残念ながら深山に行けばたくさん生えていますが、薪炭に用いるほどの供給量はないかもしれません。 ナナカマドの花言葉は「慎重」・「 怠りない心」・「賢明」・「用心」など ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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