テーマ:食べ物あれこれ(50368)
カテゴリ:植物の話
カツラCercidiphyllum japonicumカツラ科カツラ属
名前の由来は香出る(かづる)からともいわれハート型に似た葉が特徴的で、秋には黄葉する。 落葉すると甘い香りがして個人的にはしょう油の良いにおいに似ていると感じる。 用途として、街路樹や庭木のほか、材にも香りがあり耐久性もあることから建築材、家具のほか鉛筆などにも使われるそうだ。 葉の甘い香りについて日本植物方言集成による呼称には おこーのき(岩手:九戸・下閉伊・紫波) こーのき(宮城、新潟、長野:北安曇) しょーゆのき(山形:飽海・北村山、岡山:備中) まっこ(秋田:仙北)、まっこのき(青森:弘前市) まっこーのき(青森:南津軽) まっこのき(青森:津軽、秋田:北秋田・南秋田)などと呼ばれているという。 この芳香成分はマルトール maltolによるものであることが既に明らかになっているそうでキャラメルのような匂いともいわれている。 マルトールとは砂糖を含む菓子等の製造過程で生成される甘い匂いを持つ物質なのだそうで、食品産業では甘みや風味を増強する効果を有する添加物として広く利用されていているそうだ。 かつてはカラマツの樹皮やモミの葉から分離されていたらしいが現在では発酵法をベースにした工業的製法が確立されているという。 花言葉は「不忠」・「不変」 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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