カテゴリ:植物の話
クロモジLindera umbellataクスノキ科クロモジ属
クロモジの葉には芳香のある油分テルピネオール、リモネンの主成分が0.2~0.4パーセントも含まれており香水や石鹸の香料として用いられています。 他にもクスノキ科の植物にはクスノキ、ニッケイ、ゲッケイジュなど芳香を持つものが多くあります。 北海道南部から本州、四国~九州の山地のほか中国地方などアジアにも自生するが呉羽丘陵にはないのですよ。 以前お伺いした塩尻の里山でも見かけなかったのですが今分かる共通点はアカマツ林(呉羽は元)なので土壌に水分が少ないこと。 腐葉土で湿らせたポット苗の根が出たと知り合いが報告されたので水分は大事な要素かも。 そんな理由から呉羽丘陵をベースにしたクロモジの精油づくり体験ができません。 クロモジの根の皮を掘り取り水でよく洗ってから刻んで風通しのよい場所で陰干しし乾燥したものを生薬で釣樟(ちょうしょう)といいます。 急性胃腸カタルや脚気に効き目があるとされています。 また樹皮からは有名な薬酒にも使用されている烏樟と呼ばれる漢方薬にもなります。 材では去痰作用があり、せきやたんを抑える場合に用いられます。 クロモジの花言葉は「誠実で控えめ」 本当に便利で誠実な樹木なのに自生していなくて控えめで残念です・・・となるのか。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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