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テーマ:花と自然を楽しもう(15512)
カテゴリ:植物の話
ノリウツギHydrangea paniculataアジサイ科アジサイ属
ウツギという植物にはタニウツギのようなスイカズラ科や、ミツバウツギ科、ドクウツギ科のほかにアジサイ科のウツギやノリウツギなどあり単にウツギとすると話がややこしくなるようです。 本来のウツギは空木と書くように枝を切ると空洞があるのですがノリウツギにはありません。 それでもウツギに似ていて枝の髄を抜くと空洞ができ、樹皮の内皮をはいで水につけて粘液を出させ糊にしたことからノリウツギとなったようです。 この糊はを和紙を漉くときの糊として使ったらしいのですが普通に考えるとトロロアオイの根のような気がします。 ノリウツギをアイヌ語でサビタといい、サビタ糊とか北海道糊というので有名なのだそうで、奉書紙や吉野紙、近江雁皮紙など高級和紙にはトロロアオイよりもノリウツギがよく用いられていたとあります。 ノリウツギの花は枯れても茶色のまま翌年まで残るため、和歌山県南部では嫁ぐ娘さんに対して「ノリウツギの花が無くなるまで帰るな」と送り出す風習があるそうです。 花言葉は「しとやかな恋人」なのだそうだ。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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