|
テーマ:花と自然を楽しもう(15511)
カテゴリ:植物の話
トチノキAesculus turbinataトチノキ科トチノキ属(APG:ムクロジ科)
秋の味覚であるクリも出てきましたが里山ではやはりトチノキになる実でしょうか? 日本の山地に自生する固有種で実はクリを丸くしたようなもので直径3~4センチの果実が中に2~3個入っています。 実の主成分はでん粉で、乾燥させると保存もできるため昔から救荒・備荒食物として利用されてきました。 サポニンやタンニンを含むため苦くアク抜きしないと使用できないので皮をむいて水にさらし熱灰汁に浸す方法と、灰汁で煮てから水にさらすなどの方法があるそうだ。 湧水がでている里山などではそのまま流水に浸けてある場合も見受けられます。 ヨーロッパ現地ではセイヨウマロニエを薬用として利用しているそうですが、マロニエのサポニンとほぼ同様の成分なのだそうだ。 日本ではじゅうぶんにアク抜きをしてサポニンを取り除き、郷土料理や菓子など食用としていますね。 日本の一部地方では、トチの実を焼酎に漬けておき打ち身などの際には塗って直すという民間療法も行われているようです。 お腹を穏やかにし、気を整えるとか、冷えから来るお腹の痛みや腹部膨満感を治すという薬効もあるようです。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|