カテゴリ:植物の話
世界中に生息するコケの種類は約20000種なのだそうだ。
コケは蘚類、苔類、ツノゴケ類と3グループに分類でき、なかでも蘚類が一番多くて約10000種もいます。 コケの成長に必要なのものは光と水と空気だけのため、栄養をすい上げる必要がないので根はなく全体に栄養をめぐらす維管束もありません。 植物の葉には、水分の蒸発を防ぐクチクラ層がありますがコケの葉はクチクラ層があまり発達していないのだそうだ。 そのためたくさんの個体が集まり群れをつくって生えて、よりたくさんの水分を葉の上に集めることができるという。 樹木は二酸化炭素を吸収し、やがて枯れると蓄積していた二酸化炭素がまた大気中に放出されます。 しかしコケは数千年という長期間、二酸化炭素を吸収しそのまま蓄積するということから注目されているようです。 また高い抗菌性でバイキンを寄せ付けず腐りにくいので戦時中は脱脂綿の代用品にもなっていたそうだ。 コケは食材にはならず不味いのだそうだが仲間には漢方薬として使われているものもあるそうだ。 利尿剤としてオオスギゴケや、オオカサゴケは心臓の病気の薬となっています。 ミズゴケなどが湖底や池に積み重なってたまり泥のようなものをピートと呼び、乾燥させたものがピートモスという名前で園芸店で売られています。 ここでも高い抗菌性からラン類の根巻きや、鉢中の温度や湿度を保つのに使われています。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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