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カテゴリ:植物の話
ナンテンNandina domesticaメギ科ナンテン属
ナンテンの名前の由来は、中国名の南天竹からとされ南天をそのまま音読みにしたものです。 南天竹の「竹」は株立ちが竹に似ているからこう呼ばれるようになったそうで英名もsacred bamboo「聖なる竹」やHeavenly bamboo「天国の竹」とされています。 他にも南天燭などの名前でも呼ばれておりナンテンの赤い実がともし火のように見えるからですが、食べ物の少ない冬の野鳥には大好物でさぞや鳥にとっても「燭」に見えるらしいからという説もあります。 日本には四国から九州に自生が多く古くに渡来した栽培種が野生化したものだとされているのも野鳥が好んだからではないでしょうか。 山口県萩市川上のナンテン自生地は国の天然記念物なのだそうだ。 ナンテンは難を転じて福となす「難転」や「成天」に通じることから、縁起の良い植物として用いられています。 また悪い夢を見たら床にナンテンを活けると悪夢が消えるとか、枕の下に葉を敷くと悪い夢を見ないという言い伝えが残っているという。 秋から冬にかけ果実が熟したナンテンの実を天日でよく乾燥させたものを生薬で南天実といいます。 飴の商品名にもありますが、のどの痛みや腫れのひきには、果実を生のまま飲みくだすと効果があるとのことです。 またナンテンの果実、葉を刻んで、お茶代わりに飲用すると、せきや疲労回復、強壮に効果があるそうだ。 葉には「ナンニジン」という成分が含まれているのでお赤飯に添えるとご飯の熱と水分により「チアン水素」を発生させ、お赤飯の腐敗を抑える作用があるようです。 そんなナンテンの花言葉は「私の愛は増すばかり」・「機知に富む」・「よき家庭」 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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