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カテゴリ:植物の話
自然体験などにおいてその花芽や鱗芽などを観察して愉しむというプログラムがありますが、樹木の花芽は前年の夏から作られ、秋以降の花芽は生成されることなく休眠状態になります。
休眠した植物(花芽や球根、種子等)は一定期間低温にさらされると眠りから覚めて開花の準備を始めるその状態を休眠打破といいます。 休眠打破は低温にさらされることが重要なポイントなのですが自然界では当然として人工的には冷蔵庫などで冷やしてから温めるという方法もできます。 春になるように気温を上昇させると花芽は成長し、気温の上昇とともに花芽が生成され、ピーク時には開花となります。 この時期では例えばチューリップの球根なども濡れた新聞紙に包んで冷蔵庫にしばらく入れておき暖かい部屋に戻す事により冬でも開花させられます。 写真のようにサクラの花芽でいうと休眠していた花芽を温めると休眠打破がおこり生成されて開花します。 自然界では秋から冬の気温と春先の気温差に関係しているため冬のない常夏の国ではサクラは美しく咲きません。 四季のある美しい日本だからこそ進化した植物がサクラといえるかもしれないのです。 ついでにポチッと ↓↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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