カテゴリ: 「IT関連」の本
6月29日に発売されたiPhone。8月にはいって、AKIBAで14万円台で販売されているというニュースを目にしました。ただし電話機能は利用できないようですね。日本ではノートパソコン並み、しかも電話は使えないのであれば、日本では絶対ケータイのほうがいいですね。だって、値段的に雲泥の差ですもの。この値段だったら、一般には普及しないと思います。たしかに大人のステータスケータイとしての存在価値は高いと思いますが。
今は日本のケータイは、ほとんどインターネット端末です。ケータイでかなりインターネットの機能を使いこなしているということを、多くの大人は知らないんですね。まず大人がケータイのインターネット利用をする習慣がないんじゃないでしょうか。今はインターネット接続も音楽も充分楽しめるようになっているし、テレビも見られるし、それで、1万円台の値段なんです。一番の違いはタッチパネルという部分ですが、それは実際の商品を利用してみないとなんともいえないですね。確かにアップル社はデザインがものすごく魅力的ですから、どのようなものを作ってくれたのかは非常に楽しみですけどね。 日本はどの道システムが違うので、実際に完全な形で利用できる状態で販売されるのかどうか、まだ未定のようです。鎖国状態の日本の携帯市場にこのiPhoneの出現は、黒船到来となるか?というのが、この「iPhone」の大きなテーマですね。本屋さんで目にして思わず買ってしまったのですが、実際読み進めてみると、日本のケータイの実態がいまいち捉えられていないように思いました。Webではいろいろな側面から分析してくれる人たちが多いですが、ケータイインターネットをちゃんと語ってくれる人がいないのが残念です。 アップルや、グーグルが携帯市場を次の大きな市場として力を入れるということは戦略的にも良く分ります。しかし日本のケータイインターネットの状況はずっと進んでいます。なにより子供たちはそのことを非常に良く理解しています。彼らはケータイインターネットを通してweb2.0的な体験を充分に積んでいます。だから、若い世代の人たちは「iPhone」に飛びつくようなことはまずないでしょうね。彼らは、パソコンはパソコンで使いたいから、パソコンが小さくなったものより、今のケータイがいい、とても自分の生活にフィットしている。という意見のほうが多いと思います。 そして日本のケータイの場合はキーボート入力がネックと言われますが、若い人たちは、なんでもケータイキーボードで出来てしまいます。逆にパソコンのキーボードを使えない若者がいて、パソコンをケータイ仕様で入力したいと言う人たちがいるというのですから。 はたして日本人がタッチパネルを好むかどうかはわかりません。個人個人の好みの問題でもあるしょう。より多くの年齢層に普及させるにはそのほうがいいのかもしれませんね。 「iPhone」に刺激され、日本でもケータイでタッチパネル式のものが出てきそうです。また、アップルに続き、googleもケータイ事業に参入するということなので、本当に楽しみです。 ケータイインターネットの世界は利用者の年齢層が低いと言うこともあるのですが、ちゃんと語れる人が非常に少ないので、(本を書かれる人たちがみんなPC派)分析したり、起こっている状況を整理してまとめる作業はまだこれからなのかなと思います。 さて、今後、この「iPhone」の登場で、やっと日本のケータイインターネットの世界がどのようなものなのかが明らかにされていくのではないかと期待しています。多くの方の分析と洞察を期待したいですね。そして、世界のパソコンサービスの事業者たちのケータイインターネット世界への進出に対して、日本のケータイ事業者の方たちがどのような対抗策を見せてくれるのかが私は楽しみです。日本がんばれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.17 00:27:14
コメント(0) | コメントを書く
[ 「IT関連」の本] カテゴリの最新記事
|
|