カテゴリ: 「IT関連」の本
~ポストyoutube時代のクリエイティビティ~
コンテンツの未来を探る対話集ということで、音楽、映像系に詳しい小寺・津田コンビが9人の人たちにお話を聞きながら、メディアやコンテンツについての未来について、思考を深めて行きます。あい間にはお二人の対談も挿みとても濃厚なコンテンツに関しての興味深い書になりました。メーカーの方、技術方面の方、プロデュースする方、アーティスト、そして、編集者、研究者、元官僚、サイト運営者、非常にバラエティーに飛んだ方々が登場し、コンテンツの未来を語ります。インターネット時代のコンテンツのあり方が、おぼろげながら見えてくればいいとお二人もおっしゃっていますが、私自身も読んでいてとても興味深く、参考になりました。面白かったです。得意分野のみに絞ったので、ケータイなどの分野の人はいないのですが、でも本質的には変りはないので、仕事のことを考えていくにも非常に役に立ちそうです。多くの人々が、クリエイティブな能力が発揮されやすくなり、そしてそれを自由に発信できる時代、一部の天才のみがアーティストであった時代からその裾野は格段に広がった今、どのような法制度、どのように変化をとらえていくのか、模索しつつの対談集です。 CGMが主流と成っているインターネットサービスの現状では、かつて消費者の立ち位置であったユーザーは、情報発信者となり、コンテンツクリエーターに成長しつつあります。それも中学生や小学生からもう立派に参加しているわけです。今の大人たちはまだまだそういった環境が開かれていても何をしていいかわからないと言う人が多いと思いますが、これからの子供たち、若い世代の人たちは、まったく違う生き方をしていくのではないかと思います。大人は子供たちがこれから作り出す世界がうまくいくように、準備をしたり、整えたりということなのかなと考えています。 このお二人のインタビューのような感じで、あともう、何人かの人たちに聞いてみたいと思いました。今度は、お二人のあまり詳しくない分野の方々に、聞きに行くというバージョンがあってもいいような気がします。ぜひバージョン2を読みたいものです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.24 22:38:22
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