テーマ:ニュース(100159)
カテゴリ:いい男たち
野球がベースボールを超えたとテレビで言っていましたが、今日は、本当に世界の縮図を見る様な試合でした。
韓国チームと5回も対戦するという、リーグ戦。WBCのWはワールドのはずですが、どう考えてもおかしな組み合わせです。試合のルールも、前回より色々と変更されているそうです。投球数の制限も、高額収益を稼ぎ出す投手に負担がかからないようにとの、球団と保険会社の意向だそうです。こんなところにも経済が絡んでいます。 世界のルールも、日本に対し有利に変わっていくことは少ないですが、WBCのルール決めも、基軸通貨同様、本場アメリカということでしょうか。 しかしながら、そんな戦いの中でも日本の選手は、柔軟にルールを受け入れ勝負する姿勢は誇らしいです。 日本と韓国は宿敵でもありますが、お互いに切磋琢磨できるよいライバル。 韓国チームがいたからこそ、侍ジャパンも強くなれたようにも感じます。 お互いに、自らの弱い部分を克服しながら成長していく過程は、両チームとも頼もしく感じます。 日本が勝ち越しながら、韓国に追いつかれ、それでもまた、引き離す。本当に敵は対戦相手ではなく、この社会や仕組み、それぞれの自分自身と、感じられ、とてもよいライバル関係のようにも感じました。 勝つべきものは、世界。 ベースボール。 そして、日本は勝ちました。 日本野球は、ベースボールに勝ちました。 「世界一行くぞ!」(イチロー選手は決勝開始直前、円陣の中心で、ナインと心を一つにして出陣しました) 10回表のイチロー選手のバットは刀を構えるように静止し、ピッチャーに挑みました。 日本中、固唾をのんで見守る中、イチロー選手は、後がありません。 このときのために、すべてがあったと思えるような場面でした。 私は、日本のために、世界のために、どうか、打ってください。 と祈りました。 ここで、打たなければ、日本がだめになり、世界はだめになる・・・ なぜか、そう感じた瞬間、はじける様な音がし、 私の目の前に玉が飛びこんでくるように画面に映りました。 このとき、神が降りたと、イチロー選手は感じたのでしょうか。 「笑顔を届けられたこと、最高です。 日本のためにやりました。」(試合終了後のイチロー選手の談話) 準決勝の舞台はアメリカで、アメリカとも対戦し、見事に勝ち越し。 決勝戦はイチロー選手で始まり、侍イチロウで締めくくり、最後はイランの血をひくダルビッシュ選手。 日本とイランの架け橋になりたいというお父さんの意思を受け継ぎ、最後は三振空振りで侍魂を見せてくれました。 今回から日本チーム名の「ジャパン」の前に監督名を付けず、「侍ジャパン」としたことで、選手たちの侍魂が呼び起こされたのかもしれません。そして、「侍ジャパン」という響きが日本列島を一層盛り上げたのでしょうか。 世界の縮図を見たような、歴史的な試合でした。 強い侍が世界をリードしてくれることは、本当に嬉しい限りです。 優勝ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.25 00:56:13
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