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カテゴリ:雑感
各国、よく下げますね。
世界中の風見鶏が回っている感じです。 もうひと押しくらいほしいところですが、 どうなるでしょうか。 さて昨日、過去の決算について訂正すると発表した三洋電機。 ・会社のプレスリリース:過年度の決算について ・三洋電機が額は未定のまま、決算を訂正すると異例の発表 一部報道されていましたが、 関係会社株式評価を見直して、減損処理を修正するそうです。 過年度の決算に誤りがあれば、 それが会計上の見積りに関係する事項であっても、 修正が必要だというのは分かります。 しかし、そうであれば、 金融庁の金融検査で、引当金の大幅不足を指摘された金融機関が、 検査の対象となった前期の引当金を修正しないで済んだ、 のはどういう理屈か、よく分かりません。 連結開示会社にとっての支配下にある関係会社に対する出資金等の評価と、 銀行の貸出金の評価は、全く別の評価・扱いになるのでしょうか。 また、記事の中の、 『子会社11社については業績回復計画を作成し、計画と実績に差が生じた場合、その差額分だけを損失処理するという甘い社内基準を適用していた。』 という部分もよく分かりません。 業績回復計画と実績の差額だけ損失処理するという処理では、 理屈が合わないと思うのですが。 監査法人とどういうやり取りがあったのか。 ・灰色会計、甘さの構図 三洋巨額損失 この記事では、 『中央青山は、子会社・関連会社の業績が急回復するとした三洋の計画に対して何度も疑念を示しながら、最後は押し切られていた。監査法人が本来の役割を徹底できず、損失の先送りにつながった構図だ。』 と紹介していますが、 やはり顧客でもある企業に対し、 監査法人が強く主張するというのは困難なんでしょうか。 企業と個別契約でお金を直接もらう仕組みが続く限り、 こういうことは根本的に改善されないような気もしますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/02/28 11:41:45 PM
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