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前号を書いてから1ヶ月以上の時間が経過した。この間私はビジネス一辺倒であり、コラムを書く余裕さえ取ることが難しかったのだ。許されよ。私は3月末~4月初めにかけ、3店舗同時に立ち上げる段取りをしていたのだ。忙しさの峠は越えた。
東京汐溜のホテルにいる。先ほどまで某老舗ホテルにて結婚式に参加をしていた。長い披露宴であった。ナレーターは新郎の妹の友人である某TV局の女性アナウンサー。身近で彼女を見るとごく普通の女性であるが、さすがに知性に溢れていた。終焉は午後20時30分、日々の疲れを癒そうと併設のスパに向かった。ホテル滞在者は3000円でスパを利用できる。都会のど真中でリゾート気分、なかなかいいものだ。時間的には45分程度であったが、ある程度のリラックスを得られたことに私は満足をした。 最近東京に宿泊するときは、あえて最近OPENをしたばかりのNEWコンセプトホテルに好んで泊まることにしている。今の私は、過去5年自らが築き慣れ親しんだ方法論や価値観を全て壊すべきだと考えている。この方法で築くことのできる人生の限界を感じたからである。そんな気分の私に、こういったNEWコンセプトホテルは上手く心を刺激してくれる。自分で言うのは何だが、今回のビジネスで私は全国展開を成し遂げることになろう。スタッフとて50名以上、否100名を超える会社となる可能性もかなり高い。多分、3年以内にそういった状態になろう。その頃には、この5年間無理をした幾つかが報われることにもなろう。そういう意味では、このコラムを読んでおられる皆様は、私というビジネスドンキホーテの人生劇場の一部が垣間見れるというわけである。多くの成功者や有名人が世の中にいるが、その人の苦悩や日々の行動を垣間見る機会などまずはなかろう。成功を手にしたから、有名になってから取材や出版を通じて彼らの多くはメッセージを発するが、私のようなチャレンジの真っ最中にこういった発信をしている物好きなど殆どいないはずである。私も文から何かを感じてくれると嬉しいものだ。 人は死に向かうまで、彗星の尾の如く、人生の数多くの塵(ちり)を撒き散らしながら流れていくしかない。それが生きることの掟であり、性(さが)である。5年前の私、10年前の私自身を想い出すと、まるで懐かしい友人と出会ったような不思議な気分になるのだ。 今こうやって、東京のウォーターフロントの夜景を左手に眺めながら、カウチソファに寝転んでいる今の私を、何年か先の私自身が記憶の中の破片を辿っていつか会いに来るのであろう。だからこそ、今日そのものを個性的に生きる自分自身でいたいものである。インディビジュアリティ。人はそう生きてこそ幸せである。私の定義の一つである。 春の足音が聞こえている。歳を重ねても、春には何か心を浮き足立たせるものがある。今年の春は例年にも増して忙しくなりそうだ。まずは4店舗出店達成に独酌! KEN NOZAKI お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.06 23:40:38
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