【完結】大切なことはアルバイトで教わっていたかも・・・
この間の25日の日記のづづき~~~僕がソフトのコーナーにいるときはね、「あっ!あのお兄ちゃんだぁーーーーー!」って僕のお客様がダッシュで走ってくるの。「しっ!声がデカイ」とか思って、時々、ヒヤヒヤしたけど本来、いつも疲れてたオバサンだったから、さして、こちらのことも気にならない様子。僕は、「よしよし、かわいいヤツじゃ」とか、思いながら、「なにが、ええん」と、ここまでが、前の日記より抜粋。僕ね、子供だからと言って、声の調子上げたりしないの。いたって、普通のトーンで接客。子供の頃、お店とかで買い物するとき、オバサンとかから、「アラ~~~ボク~~~何がいいの~~~」って、接客されたとき、ハッキリ言って、ひいてた。「なんなの、このオバサン」ってね。ま、冷めてたクソガキだったかもしれないけど、妙に気色が悪かったんよね。雇われ店長のいつも疲れてたオバサンは、僕の「嬉しいし美味しい作戦」を知ってか知らずか、見てみぬフリ。元々、やる気なしっていう感じだったしね、売り上げを上げても給料は上がらないしっていう、雰囲気を漂わせているような人だったからね、「好きにやれば~~~」って感じ。オバサンの方からね、アイスクリームとかのコーナーを任されるようになったんよ。しかし、子供とかその母親のネットワークってスゴイよね。僕のお客さんが、お友達の新しいお客さんを連れてくるんよね。しばらくね、結構、忙しい日々は続いて売り上げも上がったんだけど、勢いっていうか、そういうのが無くなってきたんよ。考えたらね、そんなに、毎週のようにアイスとかソフトクリームって食べないよね。しかも、ショッピングセンターだから、スーパーとかおもちゃ屋さんとか、ゲームセンターとかね、子供の興味のありそうな事とか物がたくさんあるわけなんよ。子供にとっちゃ、誘惑だらけ。ある時、お客さんもいなくて、店長のオバサンもいなかったんで、いつものようにアイスを隠れて摘み食いしてたんよね。(オススメはチョコミント)そしたらね、隠れて摘み食いしてたつもりが見られてたんよね。子供にね。こちらを、ジーーーっと見てるからね、アイコンタクトしながら、思いっきり、美味しそうに、「ペロっ」ってアイスを食べたんよね。その子供は暫く、こっちを見てたけど、隣にいた母親の方に振り向いて、こちらの方を指差しながらなんか言ってんの、暫くすると、お母さんと一緒に、アイス買いにきてくれたんよね。「こりゃ、イケルかも」って、思ってね、暇なときは、オバサンの目を盗んで、新規顧客獲得作戦を実行したんよね。単価安いからね、成功率は高かったんよ。売り上げも上がってね、店長のオバサン、会社から表彰状みたいなの貰ってたね。「あのマニュアルは何だったの~~~」って感じだけど、アイスとかソフトと一緒に、あんドーナツとかフライドポテトも売れてたからね、それでカバー出来てたのかなと思うけどね。今にして思えばって言うか、後になって気付く事とかってあるんだなと思うね。僕の売ってた、アイスとかソフトクリームは特別にに美味しいわけじゃないし、どこにでもあるような商品なんだけど、売り方一つで売れるようになることもあると言うこと。商品でもサービスでも何でもそうだけど、まず、お客さんに気付いてもらわないといけないし、注目してもらわないといけない。気付いて、注目してもらったら、今度は具体的にその商品やサービスを購入したりすると、どうなるのか、イメージしてもらわないといけない。最後に購入してもらい、そこに感動があったら・・・・・一生のお客さんになってもらうことができるかも。当時はね、こんなこと、な~んも考えずに、遊び半分、面白半分で働いてたんよね。世の中「楽しんで生きてるヤツの勝ち」なのかもね。どうしたら、もっと楽しいか考えよーっと。