明日の主人公

昨日、最新の骨髄バンクニュースが届きました。

その中で、提供基準に付いて２つ変更が有りました。

一つは、海外渡航および感染症に関するドナー提供基準に付いて、患者さんにとってのリスクが小さいと考えられる項目の基準が変更となったそうです。

1.マラリア流行地帯への渡航歴のある方に付いての新たな提供基準に変更。
　短期の滞在で発症が無い場合は、滞在期間や滞在地等の情報を患者主治医に提供し、患者主治医が判断する。

2.ピアス・刺青（タツゥー・アートメイク含む）に付いての新たな提供基準に変更。
　ピアスや刺青をした時期(ピアスの場合は外した時期も)、部位等の情報を患者主治医に提供し、主治医が判断する。

次に、緑内障の既往歴がある場合は、下記の理由でご提供いただけないことなりました。

　1.骨髄採取は、うつぶせの姿勢で行われるため、眼球圧迫によって目に障害を受ける可能性があります。

　2.自己血採取時、骨髄採取時などに循環器系トラブルが発生した場合に使用する薬剤や、手術中に使用する薬剤によって、眼圧が変化する可能性があります。
最悪の場合は、失明することもあるため今回、緑内障の既往歴のある方は、提供出来なくなりました。

最初の項目は、事実上の条件緩和なのですが、次の項目は条件が厳しくなったため、今まで登録して頂いた方で、緑内障の既往歴のある方は、せっかくの善意が反映出来なくなってしまいました。

この場をお借りして、お礼申し上げます。