兄の死
4月11日、一年間の闘病生活を終え、兄が永眠いたしました。兄は、一年前に、急性骨髄性白血病と診断され、闘病生活を送っていました。去年の年末、少し危険な状態にはなりましたが、なんとか乗り越え、新しい年を病院で迎えました。元旦に、兄から届いた「富士山が見えるよ。」というメールがまだ残っています。忘れもしない、2月8日、心のお優しいドナー様に、骨髄液を提供していただき、兄は骨髄移植を受けることが出来ました。本当にドナー様には感謝で一杯でした。その後、奇跡的に数値が上がり、みるみるうちに兄は元気になっていきました。本当に奇跡が起こったのだ!!と私は信じていました。そして、ついに兄は退院を迎えたのです。この喜びは何と表現したらいいものか。あっちに行こう!こっちに行こう!と、私ははしゃいでおりました。兄も移植の成功を信じていましたので、「髪が伸びるまで待っていて。」なんて、先のことを言っておりました。退院して、たった2週間で病院に戻る事になるとは・・・その2週間は、食べたいものを食べ(口に入れられるのは、一口二口。味はなし。調子のいい日は桜を見に行ってきたそうです。)とても楽しい2週間だったみたいです。4月9日、体調不良を訴えて、再入院してその2日後に亡くなりました。解剖の結果は、肺に水がたまっていたり、腎臓にガンができていたりと一年間の闘病で体はボロボロになっていたようです。優しくて面白くて、とても大好きな兄でした。。。ただ無念です。