テーマ:◇助産師のお仕事◇(16)
カテゴリ:仕事のこと☆
今日は昨日に引き続き、分娩係でした。
昨日はPG(☆1)の誘発と、IUGR(☆2)の経過観察、あとベビー担当で 分娩には至らなかったので、今日は楽しみにして病棟へ☆ 朝行くと、1経産の陣発、Cos(☆3):7cm、Cx(☆4):1.0cm、児頭-8cm。 午前中に産まれるか?と思いきや、 1時間たっても2時間たっても、3時間たっても所見変わらず。 その間、だんなさんと一緒に病棟歩いたり、アクティブチェアー使ったり、 乳頭マッサージしたりといろいろ促進できそうなことはやったけど、 あんまり有効とは言えず。 少し腹緊が弱めやってんけど、100kg近い方で いまいちしっかりつかめんくて(^-^; でも、回旋も問題ないし、推定もそんなに大きくないし。 間歇も5分とかやったから様子見てました。 リーダーの師長に相談したら、聞き流されたし。。。 さすがに3時間かわらんとなんでかなぁと思って、 ベテラン助産師さんに相談。 一度内診してもらったけど、やっぱり変わらん。 様子見るしかないねぇ。。。と。 で、その助産師さんと一緒に先生に相談。 そのときですでにスタッフはほとんど昼休憩に入ってたため、 あと1時間様子見てかわらなければアトニンかけるか、という話に。 人がたくさんいる方が、もし万が一心音が下がったときでも 迅速に対応できるからと先生は説明してたけど、 そこがやっぱり病院なんやなぁと思った。 こっちの都合って感じがありありとしてしまって、 患者さんにしてみたら関係ないことやのにね(>_<) でも、その間リーダーに任せてとりあえず私もご飯だけかきこむ。 万全の準備を整えて、内診。やっぱり変わらず。 腹緊も5~6分。 で、アトニンを使い始めたら、 なんと3分後に全開大というか排臨。完全破水。 勢い良すぎて頭を抑えるだけで精一杯。。。 すぐにナースコールして、頭抑えててもらってる間に清潔野準備。 全開してから4分後に無事男児出生☆Ap8-9、3205gでした。 アトニンほとんど入ってへんと思うねんけど。。。 もしかしたら使わんでも生まれたんちゃうかなと思ってしまう。 それだけ急速に進んだだけあって、弛緩出血(>_<) 1000近くの出血になってしまって、今日はバルン挿入。 お母さんも元気で、赤ちゃんも元気で、そのことに救われます☆ お産後、少し世間話してたら。。。 このお母さんは、うちが新人の6月ぐらいに第1子を出産されてて、 そのとき陣痛室で一緒やったMさんといまだに連絡とってて Mさんのお産は私が立ち会っててんけど、 「○○さん(私)は、優しくてお産上手だから」と聞いてたそう。。。 早く言ってよぉ(:_;)ま、聞いてても何も変わらんけどさ。 こんなバタバタでかなり焦ったし、情けない。。。 はぁ。 なんか、あんまり納得いかへんことがいっぱいで疲れた。 リーダーの態度とかね。 2年目の意見は聞いてくれへんのに、 ベテランさんの意見は聞くとか。 そりゃ、経験ないけどさ。 その人をずっと見てたのは、うちやのにぃ!って思ってしまった。 帰りは、同期Yと後輩と3人で、 うちの好きなラーメン屋さんへ♪ こういうもやもやしたときは、友達と愚痴りながら、 おいしいものを食べるのに限る!! 明日は同期Yと初めて夜勤☆ お産あっても、落ち着いてるといいなぁ(^-^) ☆1:PGE2といい、0.5mg含有錠を通常1時間毎に6錠飲むのを1クールといいます。子宮頸管を軟化させる作用があり、うちの病院では予定日を過ぎてもまだ陣痛が来なくて、子宮も開いてない場合に使います。緑内障、気管支喘息合併症例には禁忌。 ☆2:子宮内発育遅延。妊娠週数に比して、10パーセンタイル以下の胎児発育をしめすもの。赤ちゃんに原因があったり、お母さんに原因があったりとさまざまです。 ☆3:子宮口開大。うちではこういう表現らしい。 ☆4:展退度。0%がfull、20~30%が3cm、70~80%が1cm。最初はなかなか慣れんかったけど、子宮口の厚さをうちではこう表現します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 22, 2006 11:05:19 AM
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