広島に原爆が落とされてから６６年目。
先日、森美術館アートコースで、
オノヨーコさんのセミナーに行ってきました。
オノヨーコさんは、人間の強さを信じ、そして弱さも受け入れ、
人間を愛し、世界を愛していると感じました。
話し方は、ちょっと黒柳徹子さん風で、気さくで率直な感じ。


セミナーで最もぐっと来た言葉は、
「世界で起きていることは、私のハートに感じる。」
まるで、アセンテッドマスター（ブッダやキリスト）のようです。
オノヨーコさんの感受性の強さと、
世界平和のメッセージは心に響きました。
メモはしなかったので、心にきざんだことを簡単にまとめると、


日本はヒロシマ、ナガサキという犠牲を払いながらも、がんばり抜き、
誰も予測できないスピードで立ち直り、犠牲が勝利になった。
それは希望の路になる。
今回の福島も犠牲は犠牲のままで終わらせない。
急速に世界が統合されてきている現在、
日本で起きていることは、世界で起きていることだ。
日本は世界の代表として選ばれた、との力強いメッセージ。


現在開催中の広島市現代美術館での「希望の路」展のフィルムが流れ、
オノヨーコさんがその場で大きな書を描きました。
書は「夢」。これを森美術館で様々に商品化して、
その売り上げを仙台の施設に寄付するとのこと。


質問コーナーでの、質問の答えでは、
自分以外の誰かや、周りの言うことに振り回される時、自分を見失う。
どのようなことがあっても、ふりまわされない、自分を信頼する態度は
周りの人に伝わっていく。


言葉には力がある。
一人の思考は全世界に影響を与える。
「できるわけがない」という思考に制限があると、
突然変異（変容）の可能性を失ってしまう。
イマジンは実現化する力がある。
首相（トップ）に期待や絶望をしないこと。
一人一人の潜在力はすごい力で、それを信頼すること。


未来のことは誰もわからないので、
未来のことをあれこれ考えない。過去のことにひたらない。
今に生きるようにしている。
この言葉はオノヨーコさんの怒濤の人生からして、説得力大です。


大切なことは、自分が自分らしくいること。
一人一人ができることを無理しないように行うこと。
アートや音楽やお花は平和産業。私たちがそれぞれできることを
行うことで、戦争産業の人たちが、平和産業の方がいいなと
思えるようにしていきたい。～拍手が起こる～
長きに渡って平和の活動をした人が言うと、しっかり伝わってきます。