フラワーエッセンスのプラクティショナーの仕事は、
クライアントの話の内容からはもちろんのこと、
姿かたちや声、立ち居振る舞い、そしてオーラなど、
感覚を開いてあらゆる角度から情報を集め、魂の個性をみて、
その個性と共鳴するような魂の性質を持ったお花を選ぶこと。
もっと簡単に言うと、その人を見て例えば
「ああ、この人はひまわりの花そのものだ」
と思えるようなお花を選べればいいわけです。
このようなお花は、人間の中で魂の光が外に出きらない部分があったとすると、
ごく自然にその光を体現しているお花からそのエッセンスを摂ることで共鳴現象が起こり、
自分の中の光が外に出るのを助けてくれます。
(ちなみに自分のタイプとは全く違うお花のエッセンスをとっても何も起こりません。)
これもアルケミーの法則。
この「ソウルレメディ」とも言えるエッセンスを見つけることができたらラッキーです。
折に触れ、一生使い続けることのできるものだからです。
さて。
クラスでは、自分の魂を象徴するお花を選び、その花の絵を描くという課題が出ました。
自分の魂を象徴するフラワーエッセンスとして、私は線の細い繊細な感じのディルというハーブのお花のエッセンスをを選ぼうかと思っていたのですが、、そのお花を絵にするのはどうも違う。
課題は強制ではなかったので別に描かなくてもいいかなと思っていたのですが、
最終日前日の夜遅くになって気が変わり、描き始めました。
私が描いたお花は、研修の初日からずっと私の中にイメージとして浮かんできていたもの。
架空のお花です。
バンダという蘭にも似た、でももっとマゼンダの色合いの強い、大ぶりな花。
形も蘭に似ています。
そして花びらの中心、付け根の部分から外側にはまばゆい金色のラインが入っています。
私の魂を象徴しているかどうかはさておき、とにかく現実の世界に落とし込むことにしてみました。
描いていると、なんだかスミレに似た感じのお花になってきました。
スミレ(ヴァイオレット)のエッセンスの定義はどんなものだったかな?と確かめてみると、
デリケートで内気な人のためのエッセンスでした。
私はそんなに~は内気じゃないとは思うけど、デリケートはデリケート。
「この花もなんだか私っぽいかも」と思いつつ、でも頭の中に浮かんでいるイメージとは違ってきたので描き直します。
2枚目。
マゼンダ色の輪郭とおおよその色を塗り終えて、真ん中から外に向かって花びらに黄色いラインを書き込んでゆくと、今度はアイリスを上から見たような感じになってきました。
アイリスのエッセンスは何度も選ぼうかと迷ったエッセンス。
アイリスはクリエイティブな活動においてインスピレーションをもたらしてくれるエッセンスです。
・・・実は、今回の研修に参加したのは新たな「表現」の方法を手探りで探すため。
フラワーエッセンスに対する興味もあったのですが、本当のところは、自然やお花からメッセージをもらってそれをアートの表現に組み替えなおすという事ができないかと思い、そのヒントを得るための参加でした。
なので、描こうと思ったわけではないのに芸術に関わるアイリスに似たイメージが出てくるのはとても興味深かったです。
とはいえ、出来上がったものはアイリスともヴァイオレットとも違う。
このお花の象徴するところ、このお花の持っているメッセージは何だろう、と思って自分の描いたものを眺めているとこんなコトバが浮かびました。
私は、すべてのものがとるべき形をとることができるよう、エネルギーを注ぎます
なるほど・・・私がやろうとしている表現は、立体です。
物体に『とるべき形』、『あるべき形』をとらせるのが仕事、といってもいいくらい。
それでこのお花なのか~うまくできてるな~とひとり感心してしまいました。
自分の中でイメージとして持っていただけではわからなかったことが、こうやって現実の世界に落とし込むことでいろんなことが見えてくるのもとてもおもしろい体験でした。
アルケミーの教えの中で最も重要なもののひとつに
「天にあるがごときに地にもあり」
というものがあります。
神が天上に設計したものが地上にもある。
地上は天上の映し鏡である。
ということはつまり、地上にあるものを理解することで天上の法則を理解することができる。
そして、そのどちらか一方に影響を与えることできれば、共振作用を通してもう一方に影響を与えることができる。 という教えです。
天の法則に基づいて、地上に形を降ろす
そしてそれを通して共振作用を起こす
私はこれを、アートを通してやってみたい。
結局はこれも一種のアルケミーと言えるんじゃないのかな?
・・でもこんなこと本当にできるかなぁ。
ああ、なんだかここで大風呂敷を広げて、、自分にプレッシャーを与えてしまいました、、(汗
でも、こういうところに書いた方が書かないより実現しそうな気がするから・・・いいかなぁ、なんて。^^;
これから、頑張ります。