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2013.05.06
カテゴリ：デモ
がっちゃんの２曲目がやっと完成した。 ようやく…という感じでホッとしている。
彼女は、アトリエ・ボーカルコラボのトップバッターで、 2010年に初のレコーディングをした。 伸びのあるハイトーン・ボイスは、 コラボデビューを飾るに理想的な素材だった。
無事にレコーディングを終え、 次の作品もどんどん…と思っていたのだが、 ちょっとしたアクシデントがあってコラボは中断。
結局、翌2011年は何もできなかったが、 私はその間、彼女の為に曲を作っていた。 それは…がっちゃんの個性にジャストフィットする、 オーダーメイドというイメージで…
さかのぼること少し前、突然ひとつのメロディが浮かんできた。 私には珍しいメロディ先行型の作曲。 「これは、がっちゃんにピッタリだなぁ…」と直感したので、 すぐに制作作業に入った。
私の普段の作曲工程は、土台から… つまりバックのコードやアレンジから作っていく。 それがいつもの手法なのだが、希にメロディ先行の時もある。
試作段階で、まだ殆ど形になっていないその曲を がっちゃんに聴かせたところ、彼女はとても気に入ってくれた。 そんな…良い雰囲気の中でオケ作りを進めていた矢先に、 とある事情でコラボを中断せざるを得なくなったのだ。
残念だが、仕方がない。 私は気持ちを切り替えて、がっちゃんの復帰に備えて 曲を作り込んでいくことにした。
じっくりと作業を積み重ね、オケがある程度できあがった。 本来なら、ここで何度がリハをした後に本番… といきたいところだっが、がっちゃんの復帰のメドはまだ見えない。
その間、この曲を他の歌手に唄わせてレコーディングもしたが、 公開するレベルには程遠かった。
やっぱり、「この曲はがっちゃんじゃないとダメだ」と改めて思った。 作り込んだオケも、主を失って役目を果たせない。 暫しの休息を余儀なくされたのだ。
それから待つこと数ヶ月、ようやくがっちゃんが帰ってきてくれた。
早速、話を詰めていく。 作詞はもちろんがっちゃん。 彼女がつけたタイトルは、『章』～新しいページをめくって～
データやメールのやり取りで、曲を煮詰めて行く… お互いに忙しいので本番の日程がなかなか立たなかったが、 昨年の7月に仮RECを、 そして11月にようやく本番を迎えることができた。
仮録りのおかげで、さほどの苦労もなく本録りを無事に終えた。 ミックス作業は、romiの曲が先に完成したので公開が前後したが、 自分としては納得のいく仕上がりになったと思う。
足かけ３年でようやく完成したがっちゃんの２曲目。 今、その長い道のりを振り返りながら、 様々な想いを巡らせている…
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Last updated
2013.05.12 18:59:28
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