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カテゴリ:エピソード
雪、子供の頃は嬉しかった。いつもと違う世界にワクワクしたものです。
大人になってからは、(正確には現実しかかんがえなくなってからは) ただ面倒くさいものになってしまいました。ここらでは数センチの積雪で交通網はストップしてしまいます。雪国では考えられないほど簡単に電車が止まり、車が動かなくなります。朝、仕事に行っても帰れるかどうか不安になります。そんな事ばかり心配になってしまう自分が嫌になることがあります。 素直にいつも見ない、次はいつ逢えるか分からない雪景色を思う存分味わいたいと思ってもいます。 スキーに行ってここより素敵な粉雪は堪能してきました。でも、違うんです!いつも過ごしてる生活しているここの雪景色って・・・・・。 ひと味もふた味も違うここの見慣れた景色が雪に化粧されているのがとても新鮮なんです。 足跡一つない空き地の雪のじゅうたん。 街灯や門灯に照らされて色づく雪。昼間、子供が作ってひとり取り残された公園の雪だるま。 どれも日々の気持ちをリフレッシュさせてくれるには十分です。 雪など降らなくても新鮮な発見は日々あるはずなのに・・・。 それを思い切り感じる心を亡くしてる自分を数年に一度の雪が降って改めてしか認識できないなんて・・・。ちょっとさみしいかな・・・。 自転車で駆け抜けてしまって感じようともしていないんですね。 立ち止まって深呼吸するだけで見えるものたくさんあるのかも・・・・・。 ほほを伝う冷たい風とか、寒い朝の霜柱とか、少し感じてみたいと改めて思った雪の日でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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