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カテゴリ:医療関連
拡張型心筋症が話題になっています。
と、言うわけで心筋症の薀蓄を少々・・・。 心筋症は大きく分けて、三種類があります。肥大型心筋症、拡張型心筋症、拘束型心筋症の三つです。 所見は文字があらわすままです。肥大型は、心筋が肥大するものです。結構、ドックなんかでも出てきます。心電図所見は巨大陰性T波、左高電位差(左室肥大)です。 拡張型心筋症は、心室(左室)の内空が拡張するのです。心筋はが厚くなるわけではありません。たとえるならば、風船ですか・・・。風船を膨らますと、内空が大きくなります。ゴムが伸びることで。まさに拡張型心筋症の心筋はそんな状態です。 拘束型心筋症は、ごく稀です。原因はわかっていません。心筋が硬くなることによる心筋症です。収縮能は変わらないようですが、硬い筋肉では心臓のポンプ機能は必然的に低下します。 筋肉疾患、硬化性皮膚筋炎などの患者には可能性を否定できないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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