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4日に行われる第56回別府大分毎日マラソン(毎日新聞社など主催)で 日産自動車の上岡(うえおか)宏次(29)が初マラソンに挑戦する。 1969年に父忠明さん(64)=現ノーリツ女子陸上部監督=が優勝を飾った大会。 高校,大学時代は故障に泣き続けた息子が 父と同じ地で栄光を目指す。 「初めてなので緊張,不安,期待,いろいろなものが入り交じった不思議な気分」 ようやくたどりついた初マラソンを前に,上岡は心境を語った。 父の忠明さんは広島県出身。 東洋工業(現マツダ)に所属し 68年の別府毎日マラソン(当時)4位で全国区に名乗りを上げ,翌年に初優勝。 「全国レベルでは最初で最後の優勝なので貴重な体験だった」と振り返る。 8年後,上岡は3人兄弟の末っ子として生まれた。 忠明さんはすでに引退しており,走る姿は見たことがない。 兄の政裕は西脇工高(兵庫)で全国高校駅伝の優勝メンバー 姉の正枝もノーリツで活躍した。 だが,上岡には苦難がつきまとう。 西脇工高では一度も都大路を走れず 東海大では4年生で箱根駅伝に初めてエントリーされたが レース前日にメンバーから外された。 「箱根に出ることだけを考えて就職活動もしなかった」という。 卒業後は「自分の好きなように走りたい」と競技の第一線を離れ 2年半神戸市のトレーニングジムでアルバイト生活。 しかし,忠明さんは自分のチームの合宿に同行させて 女子のペースメーカー役をさせるなど 競技との縁を切らせないよう気遣った。 02年に日産自動車・加藤宏純監督の目に留まり就職。 04年のニューイヤー駅伝では20人抜きの快走を見せた。 だが,05年8月にひざを手術して初マラソンは先延ばしに。 歩くことから始め,1年半の時間を費やして念願の舞台に立つ。 「上岡家にとって僕が最後のとりで。父が走った別大をスタートにマラソンで成功したい」 忠明さんは「マラソンは最初に苦しんだ方がいい」と言いながらも 「最後の子どもだから頑張ってほしい」 当日は息子が自分の優勝記録2時間14分3秒を破る姿をテレビで見守るつもりだ。 これって,すごくいいですよね! 親子ランナーでも,これだけ苦労している選手なら だれだって応援したくなるでしょう? 私も,別大マラソン 上岡選手と佐藤選手を応援したいと思います。 私情が入ったらいけませんかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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