カテゴリ:競技者情報
「東京マラソン2007」
8月開幕の大阪世界選手権の男子選考会を兼ね 国内外から市民ランナーが数多く出場。 00年シドニー五輪女子マラソン代表の市橋有里(29)=東京陸協= にとっては結婚,現役引退のメモリアルランとなる。 人生の節目で走るマラソン。最初で最後。市橋が特別な思いを胸に刻み込む。 1月上旬に6年越しの交際を実らせて 31歳の会社員と晴れて入籍したばかり。 「いろんなことをやっていくうえで,最高のパートナーです」 結婚を機に現役から身を引くのだ。 東京・銀座界わい。93年に上京した市橋が大好きな街並みだ。 「買い物にもよく来るんですよ。まさか,銀座の真ん中を走れるなんて。すごく楽しみです」 9年前の東京国際。 市橋はわずか50センチ差の2位となり 翌年の世界選手権(セビリア)代表に選出された。 その世界陸上で銀メダル(自己ベストの2時間27分02秒)を獲得。 シドニー五輪出場権を勝ち獲った。 「あのころは走るのが楽しくてしかたなかった」 だが,五輪本番では屈辱の15位に沈み 市橋のマラソンに対する考えかたが急速に変化していった。 「五輪後に目標を見失ったっていうか…。今までにないプレッシャーを感じて,もう走りたくないって思いました」 自問自答 苦悶の日々 そんな市橋を救ったのもマラソンだった。 ゲストランナーとして市民大会に出場し,積極的に参加者と交流した。 「あの苦しい環境があったから今がある」 約3万人が参加する東京の地を現役最後のコースに選んだのも “区切り”の意味があるからだ。 今後は市民ランナーとしてだけではなく 活動中のモデル業や料理,執筆などにも携わっていくつもりだ。 「(東京が)これからのランニングスタイルのスタート。走り終わって,よかったなって思えればいいな」 最愛の夫とともに“第2の人生”の扉を開く。 市橋選手 まだ若いのに,懐かしいですね! シドニーを一緒に走った高橋尚子選手よりも5歳も若いのに! 残念と言うより,お疲れ様ですかね? お願い! 走ることを忘れないでください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[競技者情報] カテゴリの最新記事
|
|