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為末、朝原が東京のオフィス街を疾走する。
5月27日、丸の内ビルディング前の丸の内仲通りで 陸上イベント「東京ストリート陸上」が開催される。 24日に主催者側が明らかにした。 05年世界選手権男子400メートル障害銅メダルの為末大(28=APF)の発案に 短距離の朝原宣治(34)らが賛同。 今夏の大阪世界選手権、来夏の北京五輪を控えて、 トップ選手がド派手なパフォーマンスで、陸上の人気拡大にひと役買う。 「競技会場」は東京駅から歩いて1分の丸ビル前。 平日はサラリーマンが忙しく往来しているビル街の路上に突然 50メートルのトラックが出現する。 為末がハードルを跳び、朝原が50メートルを駆け抜ける。 さらには棒高跳びの有木が、ビルなら3階の高さを跳び越える。 日曜日とはいえ、トップ選手のスピード、跳躍は家族連れや、通行人の度肝を抜くはずだ。 東京のど真ん中で、びっくり仰天の陸上イベントを開催。 きっかけは、企画者の為末がテレビのクイズ番組で1000万円を獲得だった。 日ごろから陸上の競技人口の減少を心配し「何とか盛り上げたい」と願っていた為末は、 この資金を元手にしたイベントを発案。 日本陸連、東京都、所属先のAPF(アジアパートナーシップファンド)三菱地所の協力を得て 実現にこぎつけた。 朝原、有木も参加を快諾してくれた。 為末はこの日 「まずは東京でやりたかった。日本では陸上のイベントがあまりないので、一般の人に身近で陸上の楽しさ、すごさを体感し、僕らの試合を見にきてほしい」と説明した。 開催計画では、為末らがトップアスリートの実力を披露するほか ちびっこ選手との競走も行う予定。 練習、競技で忙しいが、このイベントをシリーズ化して全国展開する意向。 今夏の大阪世界選手権、来夏の北京五輪の盛り上げにつなげる。 為末は29日の織田記念、5月の大阪国際GP、6月の海外遠征を予定して 練習もペースアップしているが 「人生に1回、祭りをやったなと喜びたいじゃないですか」と 今からストリート陸上を楽しみにしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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