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「別海から来た女」
佐野眞一(著) 講談社 あの検察の不思議な比喩、「雪が降って・・朝、雪が積もっていたら」の事件。 佐野眞一は、もう少し文章がうまければと思う。 視点も浅い。 「結婚詐欺は数年前まで男の専売特許だった。 ・・・殺された三人には申し訳ないが、彼らにはもう少し女性に対する抵抗力や人間を見る洞察力があれば、最悪の結果だけは免れたような気がする。 急速に進む高齢化社会の中で男たちはそれとはまったく逆ベクトルの幼児化に向かって進んでいる。 ・・・それは歳をとらせないというより、歳をとることがみっともないと思わせる社会が進行している証左のように見える。 歳をとらせない社会とは考えてみれば恐ろしく残酷な社会である」 「二重スパイ」 キム・ヒョンジョン監督 2003年 韓国 シュリ、JSAに続く南北分断をテーマにした大作と謳われ大々的に宣伝された映画。 こういう映画を観ると隣の国の現実がわかってくる。1980年代は、韓国にスパイが多くいたようだ。 今もたぶん、日本にも、韓国にもスパイは多いのだろう。 「ブラジルから来た少年」 監督フランクリン・J・シャフナー 1978年 ナチスの残党が、ブラジルに逃げた話は有名。 落合信彦は、これについてローマカソリックが動いているという本があった。オデッサファイルを超えたとは、落合の弁。 この映画について、 以下はウイキペデア 「1978年10月5日に公開された。 日本では劇場未公開となり、翌1979年にテレビ放映された。 本作品に対しては公開後、有識者より過度の遺伝子決定論的内容に対し批判が向けられた。 そのためか、劇場公開時およびテレビ放送時は存在したラストシーンが、後に発売されたビデオソフトでは削除されている。 ビデオソフトでは、ヒトラーの遺伝子をもつ子供たちを抹殺すべきと主張するユダヤ人青年に対し、主人公リーベルマンは、子供に罪は無いと言って子供のリストを焼却してしまうところで終わるが、 オリジナル版では、そのあと子供の一人が、自ら撮影したメンゲレの死体の写真を現像し、見て悦んでいる場面がある。 これではまるで、遺伝子によって性格が残酷になるといっているも同然である」 「情報力」 長谷川 慶太郎 (著) ISBNコード 9784763191816 かつてから少ない情報で、背景まで読み解く長谷川慶太郎の眼力には驚いていた。 著書の中でのその冷戦かのブルガリアで、100の質問より、効果があがった、たった3つの質問。 1、工場で使う原料の搬入と製品の搬出(輸送はどうやっているのか) 2、工場で使う水はどのように調達し、処理をしているのか。 3、公害対策はどのようにしているのか。 この3つの質問で、工場の人数、設備、能力等がすべてわかってしまうという。 確かに、すべての工場で水は重要な役割をはたしている。 原発のように水を蒸気に変えエネルギーにする。水で洗浄する。水で培養する。水で分析する。 情報を生かす・情報を捨てる、情報力には法則がある、情報力をつけるための最重要五項目。 「今日からモノ知りシリーズ 水の本 」 谷腰 欣司 (著) 日刊工業新聞社 続けて水についての本。 不純物をのぞき、水の純度を増していくと、最後には純水になる。 工場には純水装置があるところが多い。クリーンルームの加湿水にも使われている。純水は絶縁物になり、電流は流れない。魚もすめない。 ほかに、ミネラルと人体の関係について。水の話は深い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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