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私の子供は日本に来る前まで、 3歳の時からフィリピンのPre‐school(日本で言う保育園?)に通っていました。 私は、妻と子どもが来日するまでは 年末年始、ゴールデン・ウィーク、お盆と年に最低3回はフィリピンに行っていました。 (いつも航空券が一番高い時期なのが辛かったっす。) 2004年の年末から2005年の年始もフィリピンに行っていたのですが フィリピンでは新年の休みが通常1月2日迄というのが一般的です。 ウチの子供もその頃は4歳になっていましたが Pre‐schoolに通っておりましたので、1月3日から学校が始まりました。 妻と一緒に子供を学校まで送っていったのですが、ふと授業風景を見てみたくなり、 学校の先生にお願いしてみるとあっさりOKしてくれました。 …実は、若くてキレイな先生がいないかにも、ちょっと興味があったのですが。 で、教室に入ろうとすると、息子が入口で私の進入を阻止しようと必死に抵抗します。 「ははぁ~ん、さてはもう彼女が出来たのか?」なんて勘繰ったけど、 ただ恥ずかしかっただけみたいです。 子供を強引に教室に押し込むと、教室の中は10畳位の広さで、 窓際に机が一箇所にまとめて置かれ、 その机を囲むように子供達が席に座るようになっていました。 冗談半分で、そこにあった席の1つに座ろうとしたら、先生に怒られてしまい 黒板の横に置かれた子供用の椅子に座るようにと、連行される私。 先生が朝の挨拶を始めたら、 そこはもうタガログ(フィリピンの言語)厳禁で、全て英語の世界です。 いきなり先生に「今日は○○くん(私の子供の名)のパパが来ています。」 って紹介されてしまったので、子供達の前で起立し、 律儀にお辞儀などをしてしまいました。 授業は、昼食をはさんで約2時間行われ、その内容はと申しますと、 「A!a!apple」「B!b!bus」…と、 黒板に貼ってあるアルファベットと絵が描いてある紙を指差しながら音読させる 発音練習(私も一緒に発声させられました。)や、 「クリスマスや新年は何をしましたか?」といった先生の質問に生徒が答えたり、 その時の光景を絵に描かせたりする、保育園でよくある感じのものだったのですが、 先生の質問に全て英語で答えている子供達の姿には大変ショックを受けました。 フィリピン好きの人ならご存知のことなのですが、 学校に行っている、もしくは卒業したフィリピン人なら ほとんどの人が母国語の他に英語を話すことが出来ます。 それは、今回ご紹介したように、早い(お金のある家庭の)子供は、幼稚園の頃から 授業の際には英語が使用されることが大きな理由でしょう。 公立の学校でもほとんどの授業が英語で行われるそうです。 これは長い間アメリカに統治されていた影響があるようですが。 日本においても最近は英語教育の重要性が問われるようになり 小学校から英語の授業を採用するようになるようですが、 それでフィリピン人のように話せるようになるかというと疑問です。 母国語をまずはしっかりと子供の中で確立してから、 外国語を教えるべきだという論が結構根強い日本ですが、 確かにそれにも一理あるとは思います。 しかしながら、ボーダーレスな世界になって、 世界を相手に仕事や人との交流をする場面が増えるのが必至な状況でもあり また、日本でも外来語が氾濫している中で、 今のように英語が話せないような教育で果たして良いのでしょうか? フィリピンでは自国の経済が振るわず、決して裕福ではありませんが 英語が話せる(そのレベルには差がありますが)人口は、日本の比ではありません。 英語が出来ることで世界的に優位な立場になるとも思いませんが 個人レベルでも世界にドンドン進出しているフィリピンを見ると、 やはり少し危機感を感じてしまいます。 フィリピンでは英語が出来ることがアドバンテージになり、 逆に優秀な人材がアメリカその他の国に流れてしまうという問題もあるようですが そういったことも検討に入れながら、日本ももっと将来を見据えて 世界を視野に入れた教育も行っていくべきなのではないでしょうか? 最後は大仰な感じになってしまいましたが、 フィリピンでPre‐schoolの授業を見た、素直な感想です。 ************ 読んでいただき、ありがとうございます。 面白かったと思われたら、ご協力おねがいします。 m(_ _)m ↓↓ 人気blogランキングへ
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