FUN HOUSE

私もフィリピン人の妻と結婚して、今年で8年目になります。
月日が流れるのは本当に早いものですねぇ。

国際結婚は大変だとよく言われますが
もちろん文化や生活習慣の違いで苦労する部分は
必ずと言うほどありますよね。

でもまず最初の難関は、結婚するための手続きでしょう。

国際結婚では、基本的に双方の国で結婚手続きをしなければなりません。
その手続きをする際に、私が体験した出来事をここにご紹介します。

滅多に無いことではありますが
国際結婚では予想しない出来事が発生したりしますので
これから国際結婚をされる方々は
手続きがスムーズに終えられるよう、十分用心してくださいませ。

私が体験したのは、フィリピンで結婚手続きをするために
妻と一緒にフィリピンにある日本大使館へ書類を提出した後の事です。

私の現住所は東京なのですが、本籍地は群馬県にありました。
手続きの際に戸籍謄本が必要だったので、郵送で取り寄せ
何とか1週間の休みを取ってフィリピンへ行きました。

日本大使館に書類を提出し、証明書を受領するためにまた大使館へ。
そこで意外な事を言われました。

（大使館員）
「あなたの本籍地の住所は存在しませんねぇ。」

（私）
「へ？」（何の事か事情全く飲み込めず･･）
「どういう事ですか？」

（大使館員）
「いえ、本籍地を確認したんですけど該当する住所が無いんです。」

（私）
「そんな馬鹿な！だって戸籍謄本にちゃんと載ってるじゃないですかぁぁ。」

（大使館員）
「そうなんですけど、確認したら、この住所が存在しないんだから
証明書の発行は出来ませんよ。」

と、自分達には関係ないといった冷たい返事。

慌てて、まずは本籍のある市役所へ電話して確認しようと考えました。

大使館では当然、電話を貸してくれず
今のように携帯電話も持っているはずもありません。

時間が無いので隣のハイアット・ホテルに駆け込み
売店でテレフォン・カードを何枚か購入。
（これがまた高い。1枚250ペソのカードを500ペソで販売。
ボラれたと思ったけど、それどころでは無かったっす）

ホテルの公衆電話から国際電話して市役所へ電話。
（当然番号わからないので、色々電話して調べました）

事情を説明すると、係の人が「じゃあ調べますので暫くお待ち下さい。」
え～、これ国際電話だぞ～･･と言う前に、保留の音楽が鳴り始めました。

あっという間にカードが1枚、2枚と無くなっていきます。

カードが足りなくなりそうだったので
妻に追加で買いに行かせることが続きます。

大使館が閉まる時間まで残り30分も無い。

結局、15分ぐらい経過したところで
やっと係の人がまた出てきてくれました。

（係員）
「あー、すいません。
住居表示が昭和○○年に変更してまして、戸籍の方が直ってなかったんですねぇ。
後で直しておきますよ。」

あほんだら～！

慌てて大使館に戻り事情を説明すると、
今度は訂正した戸籍謄本じゃなきゃ駄目だと言い出しました。

馬鹿言ってんじゃないっすよぉ！
わざわざ戸籍謄本を取るためだけに日本へ戻って
またフィリピンに来いって言うんですかい？
今回だって、何とか休みをヤリクリして来ているっていうのに…。

もう冷や汗を流しながら、何とかしてくれと必死に懇願しました。

結局、「じゃあ暫くお待ち下さい。」と大使館の方で市役所の方に確認してくれ
「これは特例ですよ。（ホントか？）」とＯＫが出ました。

いや～、マジで焦りました。

でも、これのためだけに電話代１万円ぐらい使いましたけど。

結婚される皆さん、くれぐれもこの様な事のないように
念には念をおして、よく確認してからＰ国に行きましょうね。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。m(_ _)m
面白いと思っていただけましたら、応援よろしくお願いします！
　↓↓

人気blogランキングへ