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2007.09.25
カテゴリ：家族
昨日は、我が家で預かっている甥っ子の友達（以下A君）が 横浜に来日するというので、横浜港大桟橋国際ターミナルまで行ってきました。
というのも、A君は「セブンシーズ・マリナー」という豪華客船のクルーだそうで 約7ヶ月間に及ぶ世界一周の航海に出ている間、ずっと船内で仕事をし続けていて 今回この客船が横浜港に寄港し、3時間だけ船外に出られるらしいのです。 で、甥っ子がA君と会う約束をしたようなのですが さすがにまだ1人で行くことが出来ないので 一緒に行って案内をすることになったのです。
我が家から横浜までは、首都高速を使えば約1時間だし 大桟橋には駐車場もあるので車で出かけることにしました。
で、今回は首都高速の中でも道幅が広くて直線が多く 走っている車の数が比較的少ない湾岸線を通るので 日本の運転免許証を取得した妻に日本の高速道路を初ドライブさせてみました！
何かあった時に困るから、と嫌がる妻を長々と説得して ようやくその気になったのですが、いざ運転するとなると相当緊張しておりました。
料金所で窓を開けずに金払おうとしたり 料金徴収のおっちゃんから離れた場所に止まって手が届かなかったり 高速道路なのに時速40キロで走ったり 出口が近づいているのに車線変更がなかなか出来ず、危うく通り過ぎそうになったり もう助手席に座っていた私はドッキドキ。
ここには初めて来ましたが、なかなかモダンな建物ですねぇ。 駐車場から2階へ上がると出入国ロビーがあり
さらに屋上へ行くと、芝生とウッドで出来た送迎デッキが広がっています。
A君が出てくる時間まで少し間があったので、しばし見学。 もうセブンシーズ・マリナー号は到着していましたが
客室が全部スウィート・ルームで、その全てにバルコニーが付いていて 乗船しているお客さんが、そこに座って優雅にこちらを眺めていて
思いっきり格差社会を実感させられました。
また、日本郵船の豪華客船「飛鳥 2」もターミナルに停泊していたので こちらの船も見に行ったのですが、噂には聞いていたけど 働いているクルーにフィリピン人が多いのにビックリ！
約束していた15時ちょうどにA君が船の中から姿を現し ターミナルまで出てきました。 いかにもフィリピン人らしく気さくな男で 初対面なのに英語でジョークを交えながらペラペラと話しかけてきます。
事前の連絡では、私達に船の中を案内してくれると言うので 一応パスポートを持参して来たのですが クルー・スタッフのボスに交渉してみたけれど駄目だったそうで、ちょっとガッカリ。
仕方がないので、近くのレストランで食事をしながら色々と話を聞きました。 レストランに行く途中、何度も「日本はとてもクリーンだね！」と言っていました。 日本のことがとっても好印象だったようです。
A君は主に食後に出すデザートのケーキを作る仕事をしているそうですが 船内での仕事はかなりキツいらしく、1日14時間は働き 休みもほとんど無いそうです。 毎回、食事の後に洗う皿が5,000枚にも及ぶらしく 一応、食洗器があるらしいのですが、とても大変みたいです。
クルーが寝泊まりする場所も船の下部で、プライベートもあまり無いようです。 だから各国の港に着くと、長い時には1泊出来るらしく そういう時は酒を飲みに出たり、女性を抱ける場所に行ったりしたみたい。 タイや中国はイイ女が居たってニヤニヤしながら話していました。
よく"シー・マンは浮気者が多い"って聞きますけど これだけストレスが溜まる生活を強いられていたら 行った国でつい発散しちゃうのも何か分かる気がするなぁ。
そして1回の航海で労働契約が終了するそうで 次の契約は保証されていないそうです。 健康状態が悪くなると即アウト、競争が激しいので選ばれない場合もあるようです。 だから必死になるんだろうなぁ･･･と、思いきや A君や出会ったフィリピン人のクルーからそんな悲壮感が漂ってこないから不思議。
あっという間にA君が許可された時間が過ぎて 彼は慌ただしく船に戻っていきました。
帰る間際、彼が私に 「彼（甥っ子）に、日本人の彼女を紹介してあげて！ 日本人と結婚して、日本に住んで、日本で仕事をした方が絶対いいよ！」だって。
ん？ たしか甥っ子はフィリピンに彼女が居たはず？？
家に帰って妻に確認してみると 「彼女が居るみたいだけど、日本人の彼女を探して結婚した方が良いんじゃない？」 って、オイオイ、それでホントにいいのかよっ！？（苦笑） ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ここまで読んでいただき、ありがとうございます。m(_ _)m 面白いと思っていただけましたら、応援よろしくお願いします！ ↓↓ 人気blogランキングへ 
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