テーマ:洋楽(3365)
カテゴリ:音楽
最近、Softbank mobileのBrad Pittが出演しているテレビCMが新しくなりましたね。 あ、ちなみにブラピと私は同じ年です…って、訊いてない?(爆) Cameron Diazのバージョンと共に、バックに流れる曲が 毎回、なかなかセンス良くて感心させられます。
そして今回はナ、ナント、私の大好きなIggy Popの"The Passenger"が 使われているじゃあ~りませんか! 正確には、1960-70年代に活動していたIggy Pop & The Stoogesに 在籍していた頃のIggyが好きだったのですが 2003年に再結成して、今年のFuji Rock Festivalにも出演していました。 観に行きたかったけど仕事の都合で結局、断念。
実は、当ブログのタイトルである『FUN HOUSE』は 彼らの2枚目のアルバム・タイトルを引用しているんですよ。
Iggy Pop & The Stoogesは1975年に解散しているので、 活動していた頃の彼らをリアル・タイムで聴いてはいなかったのですが 彼らと最初に出会ったのは、私が高校の時に図書館で何気なく借りた 『No fun』という彼らのコンピレ-ションLPを聴いた時でした。
LPジャケットから受けた印象がキワモノみたいな感じだったので 大して期待せずに聴いたのですが、それよりずっと以前に聴いた シーナ&ザ・ロケットの『真空パック』っていうLPに収録されていた 「オマエガホシイ」という曲と『No fun』の"1970"って曲が同じと分かり それがきっかけで何度か聴いているうちに、彼らのラフだけど力強いビ-トと 観念性を排除した自堕落的な詩に直ぐ嵌っちゃって、当時は毎日のように聞き込み いつの間にか私にとって重要なバンドの一つとなっていました。
情けない話ですけど、私は学生時代、とても暗く自閉的な人間でした。 小・中学生の頃は今でいういじめられっ子でしたし 元来気が弱く、人見知りも激しくて、対人関係を築くのが非常に苦手でした。 (今でも苦手なんですが...。) そのため女の子には全く相手にされず、上手く付き合う事が出来なかったし 容姿にも全然自信がなく、女性にアプロ-チさえ出来ませんでした。 「きっとオレは結婚なんか出来ないだろう。」なんてさえ考えていました。
そんな性格を直したくて、中学生の時にサッカー部、高校でテニス部に入部しました。 部長に選ばれたりもしましたが上手くいかず、結果的にはさらに自信を喪失。 そんな現実から逃避したかったのか、あるいは現状を打破したかったのか 元々好きだった事もあるけど、学校をよく休んで音楽や映画に没頭していました。
Iggy Pop & The Stoogesの『No fun』に収められた楽曲群は その内向的な詩と裏腹に、リフやビートが力強くて気分を高揚させるものばかりで 当時のそんな私の気持ちと見事にマッチしたので 夢中になって聴いていたのだろうと、今になってそう思います。
でも、前にも書きましたけど、不摂生を見事に体現した姿で 商業的な方向に走る再結成バンドが多い中 Iggy Popは、その見事に削ぎ落とされた身体をキープし ステージでは上半身裸で、今でも煽動的なパフォーマンスを繰り広げていて 彼らの奏でる音楽は今でも信用出来るし、肯定的になれるんですよね。 そんなIggyも1947年生まれだから今年で60歳かあぁぁ。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[音楽] カテゴリの最新記事
|
|