テーマ:海外生活(7771)
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コロンビア・ボゴタについてはや一週間が経ってしまった。朝聞こえる鶏の鳴き声にも慣れ、家の近くのパン屋さんも顔見知りになった。
今日はボゴタの北のほうでショッピングをすることに。 ボゴタは、以前も書いたが北のほうに裕福な人たちがすんでいるので街がとても落ち着いていてきれいだと言う。 今日もいつもどおり家の前からバスに乗って行く。降りたあたりはきれいなショッピングセンターやカフェがあちこちにあって、無国籍な雰囲気が漂う。 混沌とした街並みや色使い、人のながれもまたボゴタの魅力であり、異国らしさを実感できてとても楽しいけれど、たまにはこういう無国籍な都市的な場所もほっとする。。。 さっそくタワーレコードで本を購入。そして、今日のお目当ての水着を購入。日本だったら絶対着れないようなのをなんとなく買ってしまった。。。 その後、カフェでまたフルーツラテを飲む。おいしいっ!! 「この近くでいとこが働いてるからいってみよう」と彼がいい、目的地のパン屋さんに行く。彼のいとこはそこで配達の仕事をしているようだ。ボゴタではバイクに乗るときにナンバープレートはもちろん、自分たちもナンバーのついたベストのようなものを着用する義務があるらしくて、ちょっとめずらしくておもしろい。 私と彼がそのパン屋さんでお茶をしながらピザを食べていると、店の窓ガラスに子供たちがへばりついてこっちに向かって何か言っている。すると私の彼が席をたって、パンを買いその子供たちに渡した。「どうしたの?」と聞くと「彼らは家がなくて自分たちでああやって車を磨いたりして暮らしている」という。こっちに向かって「おいしそう、おなか減った」と言っていたらしくて、彼は見るに見かねてパンを買ってあげたらしい。あの子供たちは家も、両親もなく学校にも行けないストリートチルドレンだったらしい。 信号待ちで止まる車を磨いてお金を少しずつ得てなんとか暮らしているのか。なぜ学校にいけないのか、養護施設がないのか、食べ物がないのか。。。国がそういう子供たちのための政策をとっていないというのがこの国の現状のようだが、私がいままで行った国でそんな国はひとつもなかったのでとてもショックだった。「先進国の多くの人たちは、ちゃんと自分たちの国がコロンビアのような国に援助しているから大丈夫だと思っている人たちが多いけど、実際にそのお金はこの子供たちに届いていない、なぜならこの子供たちはもうずっとああして毎日ここにいるのだから」と彼が言った。 ボゴタの北の地区、高級マンションやデパートが立ち並ぶ華やかな一面と、ストリートチルドレンが日々なんとか生きている街、ここは本当に複雑な都市だ。 ボゴタに来て、今日まで楽しいことやおもしろいことばかりの毎日だったけれど、やっぱりこの国はそんな単純なことばかりじゃなくて、いろいろな問題を抱えているのだと、実感した一日だった。 しかし、家があって、学校にいく義務を享受できても、いじめや不登校、様々な問題がある日本のこどもたちが幸せであるとは言いがたい気もするのだが。。。 ボゴタ中心部の街並み お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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