LOVE SESSION
本日「LOVE SESSION」を見てきた。ここをクリック 例によって、「DVD化の予定なし、映像の放送予定なし」の文句にあおられると、「じゃあ、見ておこうかなあ…」という気になるのだが、上映館が少ない中、息子の通う支援学校のすぐそばのイオンシネマでやるではないか。いつ打ち切りになるかわからないので、今のうちに行っておいたのだ。「エルトン・ジョンを日本人にもわかりやすくしたようなミュージシャン」と私が勝手にとらえている(才能にあふれているけどつかみどころがないという点で)「さかいゆう」がおもしろい存在とはいえ、若手の彼がお目当てのわけがなく、リップスライムでノリノリだぜ…ということでもなく、お目当ては『吉田美奈子』である。よくまちがえられるので先に書くが「本田美奈子」ではない。 ミュージシャンズミュージシャンと呼ばれる彼女は、実力派アーティストに尊敬されていることがよくあるが、今回、その「さかいゆう」が一緒にセッションをしたい人…として名前を挙げて、その映画の中で、みんなとは別口ながらセッションが行われるのである。 別の場面でということを私は知らなかったので、みんなのセッションが盛り上がれば盛り上がるほど、「この後に突然美奈子が出てきて、会場のムードは大丈夫なのだろうか…」といらん心配をしているうちに、エンディングロール(的な画面)。 あれ、もしかして、美奈子のライブはカットされた?と不審に思っていると、最後に「もうひとつのラブセッション」として映像に続きがあった。曲は『Liberty』 世間的には鈴木雅之(ラッツ&スターのリーダー)のものが有名だが、美奈子ファンにとっては、「クリスマスツリー」や「もみの木」や「時よ」なみの定番である。作曲はご本人だし、こちらが一応本家。 曲が始まって、美奈子の顔がスクリーンいっぱいになると、なんだか感動…しながらも、「これはちょっとしたオカルトだな…」なんて失礼なことを考えながら見た。ここまでに出た歌のうまい人たちを越えた圧倒的な歌唱力! というかおどろおどろしいすごさ。そして、そこにからもうと切りこんでいく勇敢な「さかいゆう」の歌のハーモニーもすばらしいが、実は彼のピアノがすごくいい。最後に二人が吠えあう(笑)あたりは、かっこいいけど思わずニヤニヤと笑ってしまうようだった。 ただ、この映画を普通に見に行った人にとっては、「最後のこわいおばさん、誰?」となるのか、それとも「いやあプロってすごいね」と一昨年の紅白の美輪晃宏みたいになるのか、わからない。悪口を見たくないので映画のレビューとかは見たくないかな…。You Tube 画像 ピアノ中西さん版のLiberty ついでに聴きやすいので時よ 最後の本当のエンディングロールで、ドラム「小笠原拓海」の名前に反応。あの二人の演奏を支えていたのは、山下達郎のところの若いドラマーでした。 ちなみに、午後3時台の回とはいえ、この映画を見ていた観客は、私を含めて…なんと 2名 !! 帰りにもう1名の姿を確認したが、安いからつい見てしまったシニア会員のおば様…のようだった。営業的にはひどいことになっているのかな…。 上映は今日で終わりかと思っていたけど、11月になってもまだやるようだったので、音楽好きの方はぜひ。書かなかったけど「島袋寛子」(SPEEDのヒロ)の声よかった。リップスライムがおじさんになっていたのには驚いたが、音楽集団としてかっこよかった。 DVD化しないとあったけど、約束違反じゃないからCD出さないかな…。【楽天ブックスならいつでも送料無料】MONSTERS IN TOWN [ 吉田美奈子 ]価格:2,143円(税込、送料込)【ポイント10倍】新品未開封【CD】モノクローム吉田美奈子 [MHCL-413]価格:2,376円(税込、送料込)