Vissi d'arte☆Passato remoto
オペラ『トスカ』のアリア、 " Vissi d'arte , vissi d'amore "言わずと知れた「歌に生き 恋に生き」。大変美しい曲で、今までに何回弾いたか分かりません。しかし、これまで " vissi "が何なのか知らずにいました。「生き」と訳されてるので「生きる (vivere)」の活用形のひとつなのだろうとは思ってましたが、この度やっと明らかになりました!声楽家やイタリア語専門の方からしたら「なんだ、そんなこと」でしょうが、イタリア語教室に通い始めてまる2年とちょっと、やっとPassato remoto(遠過去)に入りました!! 長かった~。”遠過去”は話し言葉には余り使われない(地方によって異なる。南では使われるらしい)活用で、主に書かれた文章に出て来るそうです。オペラは遠過去だらけ・・と言うのも、会話で使われる半過去の語尾が単純で単調なのに比較して遠過去は語尾の変化が詩的な表現にあっているからだそうです。トスカのアリアで、次に続く " non feci mai male(わたしは悪をなしたことはない) " の feci も fare の遠過去。物語は遠過去満載だそうなので、『ピノキオ』を読んでみようかと思ってます。結構厚い・・・。こんな超大作だったのか。イタリア語の文法、次の山場は「受け身」かな。pia~no pia~no(ちょっとずつ)頑張ります