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ほとんど、定時帰宅して、社長になったバンダイの社長の話が載っていた。
うちの主人は、仕事が大好きだ。 ちょっとまえの、震災後は、12時以前に帰ったことがなかった。 毎日、7時には家を出るから、かなり疲れていると思う。 震災から1年後の決算のとき、帰宅時間が午前2時、午前2時、午前3時そして、5時になり、お風呂から上がっている主人の姿を見るとまっすぐ歩けてなかった・・・・・そして明日はもっと遅くなるという・・・・・ これは、大変と思い翌日午後9時ごろ会社に主人が心配でとんでいった。 工場の入り口におられた新日鉄を定年退職されたという守衛さんに、「今は決算やから、12時まで待ちなさい」ととめられ、会社の話をいろいろお聞きした。 主人の所属する課は、できの悪い社員と、体の弱い社員、新入社員、定時に帰る女子社員3人で構成されており、たまった仕事を押し付けられていると言う。 12時になり事務所に入ると10人ほどの若者が仕事をしていた。 主人の直属の上司と言う営業畑の主人より7歳も年下の人は、自分が何回徹夜で仕事をこなしたか自慢話?をはじめる。 その人の父、母、嫁は何回も会社に訴えに来たらしい・・・・ 私は、頭にきて、「そんなことしてたら死にますよ!!」といってやった。 家に帰ってから、仕事を統括する人から電話がかかってきて、仕事の配分が悪かった申し訳なかったといってこられた。 そして、主人の働きのおかげで出世したと言われているもう少し上の人が、「ともかく、明日から10時に帰ってもらうようにする。このことを口外したら、主人を助けられなくなる。絶対口外しないように」と電話があった。 この人とは、一緒にテニスをしたりして、お世話になっていたので、脅しをかけるような口調に悲しくなった。 しかし、主人が10時に帰れるならこんなにうれしいことはない。 あれから、12時を超える仕事はめっきり少なくなった。 しかし、ご飯を一緒に食べに行ったり、野球やテニスをしたりしていた人たちはもう誘ってくれなくなった。 このとき、労働監督局にも電話した。 労働監督局の人は、規則違反の長時間労働をしていることは把握されていたし、訴えがあれば踏み込む体制はできているが、踏み込みを行った場合自分たちは誰の訴えか絶対にいわないが、どこからか、ばれて訴えた人はたいてい会社におれなくなるとのことで、もう一度主人とよく話し合ってから電話してくださいとのことだった。 労働組合は、1日の徹夜での仕事があったことは認めた。 しかし、普通の日は、組合の委員長が定時に帰るので、それ以後のことは、わからないとのことだった。 主人の帰りが遅いことをひつこく訴えると、声を荒げて「奥さんあなたはうそを言っている!!」とどなった。 それから、しばらくして御用組合は解散となった。 バンダイの社長さんのような働き方が、私は正しいと思う。 定時に帰り、体調を整え、家庭を整え、そして社会の様子を観察する。 社会の様子を正しく観察することが、会社の力となる。 体が疲れていては、いい仕事はできない。 バンダイの社長さんの登場により、働き方に革命が起きればいいのにな・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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