投資家　あやか

実家の母が、梅干をどっさり持ってきてくれた。

これは、昔、祖母がなり梅だと買ってきたが、いつまでも梅はならない。
この梅もならない、あの梅もならないといいながら、植えたものだ。

やっと、ひとつ梅がなったときは、大喜びした。

あれから、梅の木は、どんどん大きくなり、
今では、大きい梅、中ぐらいの梅、小さい梅と、いろんな梅がとれる。


祖母がなくなって、10年以上の月日が流れる。
梅をみるたび、祖母のことを思い出す。

願いが叶うまでは、時間がかかる。
しかし、命には限りがある。

梅干を見るたびに、祖母に会いたくなってしまう・・・・・