☆本日2回目の更新です☆
ずっとそばに…
人間が山里に住むようになり、動物達は山奥へ追いやられました。
両親を人間に殺されたくまが、みなしごとなったリスやウサギを引き取って
一緒に暮らしていました。
ある秋の終わりのこと、山には全然食べ物がありませんでした。
くまはこどもたちに食べさせるために、山里に下り
「ちょっとだけ頂戴しますね」と柿を取ります。
すると
ずきゅーん!
くまは人間に足を撃たれてしまいます。。
なんとか山まで逃げ帰ったくま。。
こどもたちが駆け寄ります。
「ぼくたちのために、くまさんは危険な里に下りたんだ…」
雪が降りはじめました。
くまさんは動きません。
「くまさんはいつもぼくたちと一緒にいてくれた。
今度はぼくたちがくまさんのそばにいるよ。
ずっといっしょに…」
くまさんとこどもたちの上に雪が降り積もり、
やがて小さな雪の山になりました。
かみさま、
どうかこのこたちをおまもりください。
この話、涙なしには語れないよね。。(T_T)
締めの言葉が胸に響く。
軽い気持ちで手にとって読んでみたら…
ハッとさせられました。。