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カテゴリ:恋愛
あの鍵をつけたのはいつだったんだろう。
多分去年の夏の初め。 KKとIと3人で「ハニカミ」に触発されて、江の島に夜中向かったんだ。 途中ドンキで花火を買って。 わいわい言いながら、江の島を歩いて、うわさのあの場所についた。 私とIは鍵を買ってくればよかったと後悔した、そんな時。 KKがポケットから鍵とマジックペンを出した。 「ほれ。つけなよ。」 ニクイ。ニクすぎる演出。 すべてはKKに転がされてた私とI。 とってもとっても嬉しかった。 二人で名前を書いて、ちょうど鐘のところにつけ、鐘を鳴らした。 その音が想像以上に大きくて、3人で笑ったね。 あの後、人がいない海岸に出て、買ってきた花火をした。 その年、初花火。 海の中でくるくる回って光るねずみ花火が今でも思い出せる。 とっても綺麗な思い出。 だけど、やっぱり私達らしくて、ほんと笑えることもあった。 江の島で○意をもよおしたIだけど、 紙がなくて3人で必死に使える紙を探したり、 帰りにシーパラの近くに寄ったときも、 あいつがおなか痛くなって「野○○」するし。 まじシーパラとか、私の卒業旅行の思い出でいっぱいだったのに。 でも、楽しかったなぁ。そんなバカなIが大好きだった。 昨日は、最近ではひさびさにIとの思い出がいっぱい出てきた。 やっぱりあいつは優しかったよ。 私は、求めすぎてた。 優しさに慣れすぎてた。 もっと大事にしなくちゃいけなかった。 ふと、私が怪我したとき、いっつも消毒して、 優しく包帯を巻いてくれたあいつの映像が浮かんだ。 あの優しい顔、きっと私は忘れられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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